2004年のできごと

12月24日
前から欲しくてたまらなかったものを手に入れました。手動果汁絞り器です。ゆずの山を前にしていつでもゆずジュースが作れます。これを飲んで風邪をなおした人が何人もいます。使い方は簡単。ゆずを四つ切りにして放り込み、ハンドルを押し下げるだけ。送料・代引きなど合わせて1万円ちょっと。イトージューサーはこちら

12月2日
農業普及センター主催で、県内のゆずの栽培・加工・販売の先進地を見学に行きました。県内最大の産地は末吉町です。栽培同好会300名で60haを栽培しているということで、加工についても第3セクターによる会社を設立し、かなりの規模で取組がなされています。同好会長の西留さんからは、伊佐地区でもまとまった規模で栽培に取り組めば、鹿児島県をゆずの産地としてさらにPRしていけるので是非しっかりやってほしいというエールが発信されました。
次に霧島町の農産物直売所で農産加工品の開発に取り組む「ふきのとう」の下脇代表に取り組みの内容や苦労話をお伺いしました。常に消費者の動向に目を向けた探究心が必要であることを実感しました。やはり実際に自分の目で見て直接お話を聞くということが非常に重要であるということを改めて感じた一日でした。
   

11月25日
伊佐の農業を語る会が伊佐地区農業改良普及事業協議会と伊佐農業改良普及センターの主催で午後から菱刈町の田中ふるさと館で開催されました。地区の農業経営者クラブ、指導農業士会、若き農業者YADクラブ、農村女性組織ネットワーク、認定農業者会など多種多様な組織の活動状況の紹介に続き、トマトの安定生産にかける猩々青年農業士、メロン栽培にかける大塚青年農業士、ゆとりと展望のある暮らしをめざす西女性農業経営士、農業後継者の確保・育成にかける恒吉指導農業士会長のプロジェクト及び事例発表が行われました。休憩をはさんで「安定した経営発展をめざして」をテーマにパネルディスカッションが行われ、コーディネーターである県の農業改良専門技術員に対する会場からの辛辣な一般質問など交えながら1時間超の討論会が終了しました。この種のディスカッションはなかなか難しいな というのが私の感想です。閉会に引き続き交流会が開催され、大豆の栽培と加工を主体として地元産野菜での手作り食堂を運営するキララ亭求和農味(くわのみ)の手作り料理に舌鼓を打ちながら、伊佐の焼酎を片手に明日の農業を熱く語りあう輪があちこちにできました。そして私もすこし喋りすぎたのでしょうか。喉の調子がイマイチです。途中、JAカラオケ代表大会に出場するYADクラブの益園氏による長渕剛も披露され、盛り上がりに花を添えました。
   

11月22日
この7月に新設されたダチョウフラワーパークに出かけてみました。グランドゴルフや草スキーなどのスポーツ施設のほか四季折々の花が楽しめ食堂併設の多目的の施設です。ダチョウが10羽ほど放し飼いしてあります。アイクルシイやさしい顔をしていますが、実はダチョウはストレスに弱いらしく、今度の度重なる台風で5羽が死んでしまったそうです。場所は国道268号荒平バス停より5キロ。小川内関所跡を過ぎちょっと先から左折し、小山の頂上にあります。月曜定休。天気のいい日に小さい子供さんを連れてピクニック気分で一日のんびりするにはいいと思います。
   

11月21日
石井公民会の第15回運動会が晴天にめぐまれ公民会の運動場で行われました。農村らしさをあちこちに取り入れた競技には来賓の校長先生や議員さんをはじめ来場者は全員参加。和気あいあいとした雰囲気の中、怪我もなく午前中で競技はほぼ終了し、昼食後は全員踊りと宝釣り。早めに表彰式を行って後片付けののち、公民館で慰労会。二次会は副公民会長宅へと流れ込みました。先週の駅伝の打ち上げも同じ副会長宅でやったばかり。恒例のパターンになっています。ちなみに我が赤組は準優勝。綱引きの後遺症でしょうか。あちこち痛みます。   

11月18日
そば打ちを体験しました。初めてにしては出来映えもよく、気を良くしています。これで「そばや」の開店も視野に入ってきました。メニューはもちろん「ゆずそば」です。
   

11月13日
ふらっと出かけてみました。曽木の滝の紅葉もかなり見頃になっています。11月23日にもみじ祭りが予定されており、例年、大変な混雑だそうです。先日の雨のせいで水量が多く、水しぶきがとんでいます。
  

11月7日
立冬の今日は市制50周年記念のイベントのひとつ 薩摩三大関所・小川内関所祭りがありました。急な坂が多く難所ではあっても薩摩から抜け出る最短コースとして小川内の関所及び薩摩街道亀坂は数々の偉人も通過したようです。今回は頂上の8合目までの亀坂散策でした。伊佐農林高校生の太鼓演奏に続き農協婦人部の踊りには市長も飛び入りし小川内の秋の一日を満喫しました。小川内および荒平の公民会のみなさん、後援ありがとうございました。
  

10月30日
伊佐大泉を求めて蔵元の本城まで出かけましたが、伊佐大泉は3本だけで残り3本は伊佐泉にしてくれということでした。11月4日になれば新焼酎が入荷するので本数制限はなくなるということです。焼酎ブームのとんだトバッチリです。

10月27日
村のゆずもだいぶ黄色く色づいてきました。あとひと月くらいしたら出荷を開始できそうです。販売予約を受け付けています。ゆず工房へどうぞ。

10月17日
最低気温が10度を下回り、薪ストーブの出番が来ました。薪風呂も始めました。明日から天気が下り坂という予報もあり、先週刈ったもち米の脱穀をしました。1時間ほどで作業も終わり、藁などの始末も含めて午前中で完了しました。4畝で3俵すこし。まあ、こんなもんでしょう。
   

10月10日
今年最後の3連休の中日に稲刈りをしました。わずか4畝のもち米の収穫です。午前中は小雨がパラついたりしたので、午後からの作業になりました。バインダーと呼ばれる一条刈りの機械を使いましたが、それでも刈って掛け干が終わったのは17時。来年はここで手作業による田植えを計画しています。予定日は17年6月20日前後。参加希望者は早めにエントリー願います。
  

10月3日
秋晴れの今日は山野小学校の運動会がありました。大口市の掲示板ですこし前にリクエストがあったこともあり、久しぶりに小学校の運動会なるものを見に行きました。ほんのちょっぴりですが運動会の様子を村役場の「辰巳会」にアップしてあります。

9月30日
当たり年ですね。マッポシの台風がもうこれで3個目です。なんだか場慣れてしてしまったような気がします。水稲はほとんど倒れています。収穫を目前にした作物の被害がかなりの額になりそうです。
今朝は4時過ぎに起き、外にでたら満月でした。群雲のかかる十六夜の名月をしばし眺めたところです。ちなみに村の今朝の最低気温は15度です。
もずがテリトリー活動を開始したようです。威嚇のような鋭い鳴き声が続いています。そして今を盛りと金木犀の甘い香りがあたり一面に漂っています。もう秋です。

9月25日
軽トラックがかなりくたびれてきたので、買い替えることにしました。これからユズの運搬に欠かせない道具です。現在の車は84年もので20年間走り続けているわけですから車体にもあちこち穴が開いたりしています。その昔、新入社員の頃、電話ボックスの硬貨を集金して回っていたことがあります。当時の車は360CCの軽でエアコンはもちろん装着していません。桜島の降灰が激しい真夏の垂水の市街を冷房ナシの車の窓を閉め切ってネクタイをして運転をしていました。黄色の100円公衆電話が設置されはじめ、フェリー乗り場のボックスが一番の稼ぎ頭だったことを記憶しています。

9月20日
なんとあの伊佐大泉の大山酒造が新しい銘柄を発売しています。その名は「伊佐泉」。紺色のシックなラベルに銀文字ですが、原材料を見て驚きました。さつまいも、麦、麦麹、米麹となっています。とうとう伊佐の地でも麦(まじり)焼酎をつくるようになったんですね。味はなかなか落ち着いた私好みの1本です。
ネットで検索したところ 9、10月の限定販売のようです。

9月18日
本を読みながら泣き笑いしたのは久しぶりでした。佐賀県在住の山下惣一さんが書いた「農から見た日本 ある農民作家の遺書」は戦中・戦後を農村で生きてきて農村・農業の近代化を推し進める国の政策を自らの体験から分析し、これからの日本の農業が進むべき方向を指し示しています。
「ひとつの国、特定の地域で農業生産が増大しても、世界の飢餓の解消にはつながらない。なぜなら農産物の貿易は余っている国から不足している国へではなく、安い国から高く売れる国へしか動かないから。日本人の飽食は貧困国の飢餓を拡大・助長している」、「作物をつくることは楽しいが売ると安くて腹が立つ。売らない農業ができればこれが最高、楽しく売るというのがその次、金を稼ぐことを目的とした農業がサイテイ」清流出版 1500円 

私のめざす農業は、楽しく売りながら消費者にも喜ばれ、そこそこ食っていけるようなものをイメージしています。

9月10日
うーちー村でも彼岸花が咲きはじめました。朝の気温が20度を下回っています。秋のおとずれが早そうです。
  

9月8日
先週に引き続き大型台風の襲来で水田は稲が倒れているところが多く見られます。平出水では裏山が崩れ民家が全壊したという報道がなされています。うーちー村は柿の実がだいぶ落ちた程度でユズの被害はあまりないようです。ただ、庭の排水がうまく機能せずに、庭にたまった水が木戸口の砂利を押し流してくれています。6日夜から7日の午後まで長時間の暴風雨でした。

9月3日
台風16号はなんとうーちー村を通過したようです。そういえば12時前頃に風が止んだ時がありましたが、あれが目だったんですね。近所での大きな台風被害はあまり目にしません。菱刈では一部水田が冠水したと新聞には出ていました。

無人ヘリコプターによる水田の害虫防除が行われました。石井地区の34町歩?で朝の6時からヘリ2台で爆音とともに薬剤散布が始まり、電線を巧みに避けながらの見事な無線操作でした。ヘリは軽トラックに乗せられる大きさで、近くではかなりの風がきます。
   

8月29日
恒例の夏の合宿に行ってきました。台風16号の影響で九十九里浜もあいにくの小雨模様で涼しく、稽古をしても汗の出が悪く、とびっきりのビールには会えませんでした。台風が薩摩地方に接近しているということで急遽 朝一番の飛行機で帰ってきました。どうもマッポシのようですね。

8月21日
この3ケ月ほど左の腕の痛みがとれず、とうとうマッサージに行くことにしました。以前に一度、腰の治療をしてもらい、ほぼ完治した大口高校正門横の中村治療院に行きました。中指につながる筋がしびれるのは疲れが慢性化しているとのことで、首筋から足の先まで揉んでもらいました。だいぶ症状が緩和されましたが、もう一回くらい治療が必要なようです。ペンを鍬に持ち替えて農業研修でがんばり過ぎたせいでしょうか。ちょっと2〜3日、力仕事はお休みします。

8月13日
中学の同窓会がありました。6年ぶりの懐かしい顔に話の尽きないヒトトキでした。
会場の風景

8月7日
立秋も過ぎ高校野球も始まりましたが、残暑厳しい毎日でたまりませんね。
今年の夏はクーラーにあたらないせいか体調がいいようです。深酒もしないでコロッと寝てしまうのも体調維持に役立っているのでしょう。仕事が屋外労働になったため、一段とよく食うようになりました。特に野菜類をバリバリ貪り食っています。美味しい野菜を作るには野菜の旨味を理解する必要がある とか何とか能書きをならべながら毎日の食事を仕事の延長・研究の一環として楽しんでいます。

8月1日
狩猟試験に備えて久々に受験勉強をしてみました。試験前日の土曜日は農作業を一切ストップしてテキストの読解に費やしました。その甲斐あってか何とか合格したようです。
ということで合格を祝って一人でチビチビやっています。
台風10号も北に向かい南九州への影響が無くてラッキーでした。また明日からは雨ナシ猛暑に立ち向かいます。今年の合宿に向けての体力づくりを兼ねて。

7月25日
里山の生活をより深く楽しむために狩猟免許を取ることにしました。といっても銃猟ではなくワナ猟のほうです。来週の試験に向けて講習会がありました。@法令、狩猟可能な鳥獣の種類と名前、猟具についての筆記試験A視力、聴力、運動能力の適正試験B猟具を仕掛ける技能試験 があります。狩猟が許可されているのは28種の鳥と20種の獣で、ヒナや卵は対象外です。また、イタチなどメスだけが対象外のものもあります。狩猟期間は11/15〜翌2/15の3ケ月間で狩猟が可能な区域も決まっており、カスミ網など使用できないワナがあります。一日あたりの捕獲数はニホンジカが1頭、キジバトが10羽などの上限があります。銃猟のほうは近年の事故多発傾向を考慮し、安全狩猟のための対策をかなり細かく定め免許試験に反映しています。狩猟期間に山に入るときは、目立つ色の帽子とベストを着用し、いのししと間違って撃たれないようにしましょう。

3月12日
新居に越してきました。田舎風の平屋の家です。
他の家にはあまりないかもしれないのは次の二つぐらいです。
  
         薪ストーブ                        腹筋台

子供たちが帰ってきました。
  

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