2008年のあゆみ

12月27日
天気も良く気温が上がったので家の外回りの掃除をしてみました。ガラス窓の拭き掃除に続き、戸袋の中をのぞいてみると沢山の蛾の死骸が転がっています。寒さを逃れるために逃げ込んだようです。日当たりの良い場所にある雨戸の天井のレールには二星のテントウ虫が固まっています。昆虫も比較的暖かい場所をうまく探り当てるものだと感心しました。

12月22日
今年も残りわずかとなり、一年の大きな変動に感慨深いものを感じています。今年の「変」に続いて来年は何という文字にしたいか思案などもしています。ゆずの出荷も完了し、年間の反省と来年に向けての事業計画のプランを練っています。
昨日の冬至はえらく暖かくて22度まで上がりましたが、そのあとは冷え込むばかりで今日の日中は10度を超えることもなく凍えた一日となりました。近辺を走ると道路にイタチやムジナなどの事故の残骸が転がっています。さすがに寒くなると猫の出番は少なくなるようです。
8月入居のハチ群の数が激減しています。すこし北風のあたりにくい場所にありますが、次の春まで群を保持できるかかなり心配です。4月入居の本群は巣齧りのクズが多くなっていますが、何とか越冬してくれることでしょう。来春こそ自宅群からの分蜂をゲットする喜びを味わいたいと思います。

12月4日
準備が遅くなり、解禁日より2週間以上遅れで昨日仕掛けたばかりの箱檻のワナにイノシシが入りました。餌は米ぬかです。昨年4月に続きやっと2頭目で、1頭目のかなり小型より一回り大きいくらいでしょうか。さっそく近所のMさんに応援を求め、脚をからめとって檻に固定して息の根を止め、解体に入りました。トーチランプで毛を焼きながら肌から毛を擦り取る作業が結構な重労働で、1時間ほど汗まみれの状況で息もあがります。そしていよいよ解体です。内蔵の取り出し、骨付きと肉への捌きはさすがに手馴れたものです。解体に要した時間は全部で2時間半でしょうか。いろいろ後始末が終了したのは18時すぎですっかり暗くなっていました。ほとんどを冷凍保存して、子供達の帰省の折にでも味わうことにしました。さて、件のMさんと言えば、午前中に大型のイノシシの解体を終えたばかりだったとか。作業中の会話はさすがに多くはなかったです。
 

11月28日
合併に伴う市議会議員選挙の投票日までもう少しです。志を高く持って立候補しているひとも中にはいるのでしょうが、こんな田舎まで毎日毎日うるさくてしょうがないというのが本音です。
ゆずの黄玉の収穫を始めました。午前中は冷たい雨に降られましたが午後からは天気も回復し、気分良くハサミを入れています。例年より量が少ないので土日で収穫作業は終わりそうです。注文分を何とか確保して今年はおしまいの様相です。

11月7日
立冬の今日は25℃と暖かく上着を一枚脱いで買い物に行きました。ただ、週末は寒くなるとの予報です。
さて、我が家には冬の使者というか住人であるジョウビタキが現れました。しかも今回は最初からツガイのようで、色の濃いオスとやや褪めた色のメスが家の周りで鬼ごっこに興じている様子。すぐそばまで近寄っても逃げもしないし、悩みなど何にもないような素振りです。こういうのを天真爛漫というのでしょうか。うらやましいです。

11月3日
11月1日をもって合併により大口市から伊佐市になりました。街の中心部を走ってみても特段の変化はありません。住所が伊佐市大口山野となり、簡単だった文字がやや複雑になりました。どのように評価していいかわかりません。
葉っぱと見分けがつかなかったユズもだんだんと色づき始め、存在感をアピールしてきました。あと一月で収穫を終わります。ミツバチの巣にはキイロスズメバチがやってきています。そろそろ攻撃も止む時期です。ミツバチにとってこれからはビワの花が活躍するんだそうです。

10月21日
自宅の近くの田んぼは半分くらい稲刈りが終わりました。今年は台風の上陸もなく作柄も上々のようです。
ミツバチの巣箱から異様なニオイがするので、観察窓から覗いてみると壁一面がビッショリと濡れています。網を設置した入り口からはひっきりなしに花粉をつけた働き蜂が出入りしています。この時期はセイタカアワダチソウが満開で、その蜜や花粉が巣箱に増えると一時的にまるで何日も履いた靴下のようなニオイが発生するんだそうです。そのうち他の花の蜜源が出回るとこの強烈なニオイは消えていくそうですが、稲刈りの時期は採蜜をしないほうが良いように思います。今年は幸いなことに天敵のスズメバチの出動が少ないように思います。単独でキイロスズメバチが時々来ている程度なので、このまま難敵の時期をやり過ごし越冬に突入して来春の楽しみにつなげたいものだと思います。

10月15日
月齢は15でなかなかいい感じの満月です。ふらふらとグラス片手にベランダに出て月を鑑賞しました。かなり冷え込んでいます。今期初めて綿入れをハオってみました。虫の音と川の流れる音、今年最後と頑張っているようなカエルの鳴き声。いろいろ入り混じってすこしうるさいですが、蚊がいないのがいいですね。稲刈りの後の架け干しが月光に浮かんでいます。空にすこし早い動きをする明かりを見つけました。飛行機ですね。午後8時を過ぎた頃は福岡行きの最終便がいます。しばらくしてもう一機。これは長崎行きでしょう。
秋の夜長をどのように充実した時間に仕立て上げるのか、これはかなり前からの懸案です。 

10月7日
キンモクセイの香りと時折小雨も混じる中 ゆずのはさみ入れをしました。今年のゆずは裏年でかなり閑散とした状況です。この時期のまだ青いユズは全体の半分近くを収穫してジュース用に出荷します。そうすることにより稼動の分散が図られ黄色く色づいたユズの始末が楽になり、加工などに時間を割くことができます。久々のクモの巣及びユズのトゲとの悪戦苦闘は暗くならないうちに一日目を終了しました。手首を中心にキズだらけです。

9月28日
「まあよくもこんなに」と思うほどいろいろな事件が世間を賑わせていますが田舎では着実に秋が深まっており、今日はモズが鋭い鳴き声を発していました。また、どうも今年の柿は甘さが弱いように感じます。秋口に雨が多かったせいもあるかも知れません。なので今年は柿の出荷は取りやめ、昨年に引き続き柿酢作りに取り組んでみようと思っています。
さて今日は決定的なシーンに遭遇しました。小雨まじりの15時頃、ふらりとミツバチA群を見回ったところキイロスズメバチがホバリングしており、即座にバトミントンのラケットで一撃のもとに駆除。その足でB群を見回ったところ、なんと巣門の外に蜂球ができていました。スズメバチとの激闘の瞬間でした。さっそくカメラを構えて一枚。すると何匹かのミツバチが腕に寄ってきて、刺すのではなくカジリ始めました。けっこう痛いものです。おそらく戦闘モードにあるので気分が高揚していたものと思われます。そそくさとその場を離れ、しばらくして様子を見に行くとコガタスズメバチでしょうか、コンガリ焼きあがっていました。弱小群と思われるB群ですが、いざという時の必殺技は健在のようです。
 

9月19日
台風13号は跡形もなく東方へ去り、朝から晴れ上がってグッと暑くなりました。ミツバチをはじめ被害はほとんどありません。ツクツクホーシが鳴きまくり赤い彼岸花があちこち咲き誇っています。熟した柿にはオオスズメバチがたかっています。台風で落ちてしまえばよかったのに。カラスもちょくちょく食っているようです。そろそろ青ユズの収穫の準備の時期になりました。

9月7日
白露の今日は水田に電気柵を張り、イノシシの被害に備えました。最高気温は30度を大きく上回り、午後からの作業は汗だくの60分。田んぼのすぐ近くの畑にはイノシシが掘り返した跡が生々しく残っており早め早めの対策が必要です。早生の甘柿もチラホラ色づき始め、すっかり秋という感じです。ミツバチの巣箱では今シーズン第一号のキイロスズメバチをハエタタキで駆除しました。トリカルネットによる防護網に大きな期待をしています。

8月25日
セミ一色だった昆虫の鳴き声が半分は秋の虫の音に変ってきたように思います。しばらく続いた雨の影響でしょうか。秋もそろそろなのでしょう。さて今日は昨年仕込んだ柿酢の点検を行ってみました。結果は4割方OKというところでしょうか。隙間のあった容器はすべてショウジョウバエの被害に遭っていましたが、かなり密封した容器では香り高い柿酢が発酵しています。香りとしてはかなり満足しましたが、味はさらに半年以上寝かせたほうがよさそうな気がします。このレベルの成功確率であれば、市販本のとおりにやれば大概のスキルは会得できそうな気がします。作るのは意外とうまくいきますが、この後のステップの製品化というか商品化についてのハードルはとんでもなく高いレベルです。満足のいく商品であっても売るのは並大抵ではありません。

8月17日
新規入居群の巣箱の中の様子を見てみました。15センチほどの巣板が何枚かできています。入居から10日ほどにしては進捗も良いように思います。巣箱の底に発生していた10匹ほどのスムシの駆除と同時にスズメバチ対策を施しました。温暖化の影響でしょうか 例年より早くスズメバチの被害が聞こえてきています。
 

8月8日
5月に消滅した巣箱が朝から賑わっており、どうやらミツバチ群のご入居のようです。まだ中のゴミを捨てている最中のようなので昨日か今朝の引越しでしょうか。オスバチの姿がほとんど見えないので分蜂ではなく逃去群の可能性もあります。ただ、規模としてはかなりの弱小群と思われます。連日の暑さの中、巣箱の検査をしてすこし刺激を与えただけで逃居したという報告が多いので、しばらくは確認(内検)もせずにおき、居ついてくれることを願っています。今日の8/8は語呂もよくハチの日かと思ったら8本足にちなんでタコの日のようです。

8月4日
明け方のヒグラシの鳴き声で目が覚めるようになりました。雨もまったく降らず暑苦しさも今頃がピークでしょう。この何日かホトトギスが時刻に構わず我が物顔で高吟しています。実物を見たことがないのでどんな顔をして歌っているのか非常に興味があります。
しばらくヒエ取りと庭草取りをしてきましたが、やや右腕の筋肉が麻痺状態になったので思い切ってまる一日の休養をとりました。取ったヒエは田んぼの土手に投げるのですが、ヒエの量が多くて十メートル近くを多投したことも疲労の原因と思われます。来年以降の水田耕作をいかにして楽にするかの課題ができました。

7月22日
あまりのヒエの多さに驚き、水田のヒエ取りをしました。今日で3日目ですが、足腰がギシギシ悲鳴をあげています。もう何十年もやっていなかった作業で朝と夕方の涼しい時間を狙って出かけますが、1日に3時間ほどが限度のようです。来年、楽をするために今秋はヒエの穂の徹底的な除去をやってみようと思います。
それにしても暑いとおもったら今日は大暑です。ミツバチも巣箱の外に這い出して巣箱の中へ旋風を送っています。天敵のオオスズメバチもチラホラ姿を見せるので、そろそろ防御ネットなどを使ったスズメバチ対策の準備を進めようと思います。

7月16日
やっと雨が降ってくれました。おとといはサッと夕立があり空気がちょっと和んだような気がしましたが、今日は雷を伴って少しまとまった雨となり、野菜類も潤っているものと思います。この雨のなか、1週間前に巣立った3羽のツバメが古巣にこもっています。台風でも来ているならともかく、ちょっと情けない気がします。

7月10日
6日の南九州の梅雨明け以降全く雨が降りません。カンカン照りの毎日です。暑くてどうしようもありません。梅雨の晴れ間に植えておいた夏野菜もちょっとくたびれてきていたので、とうとう潅水をしました。どうも梅雨明け後の10日ほどは夕立もないのが当たり前のようです。
やっとツバメのヒナが巣立ちました。途中転落死の1羽を除いて、なんとか4羽が育ちました。しかし、今回はここ何年かの観察の成果というか、かなりシビアに親鳥のスキルを判定しましたが結果は最低レベル。どうも昨年の親鳥のレベルが高すぎたようです。もちろん軒先を貸している立場からの意見ですが。まず、ヒナの排泄に対しての感覚がまったく駄目です。青大将などの天敵に対する備えとして、できるだけヒナのフンを遠くに捨てに行こうとする意欲が全く見られず、その場に落としっぱなしであったことは大きなマイナス。さらに天敵が出現した際の緊急メーセージが伝わらない仕組みであったと思います。どちらかと言うと家主である人間が玄関を開けてヒナを見上げていることに対して警戒音を発していたようで、敵と味方を見抜く力量が不足していたようです。さらにヒナの決断力にも翳りを感じました。一昨日あたりから飛行訓練には出て行くものの夜はやっぱり古巣に帰ってくるので、この親子の行く末を案じています。この親鳥がこのまま再度の子育てに向かう場合にはちょっと店子でいて欲しくないように思います。勝手な考え方でしょうか。

6月30日
朝方の小雨もすっかりあがった午後は、梅雨明けを思わせるほどの眩しい太陽が顔をのぞかせました。ちょっと伸びていたユズ畑の草刈の途中ユズの木にニイニイゼミを発見。チラホラとゴマダラカミキリムシも出てきました。もうすっかり夏なんですね。梅雨明けも近いと思います。本日の草刈のノルマを終えた夕方、なんとヒグラシの鳴き声まで聞こえてきました。もう一回まとまった雨が降ってソーメンの旨い夏本番に突入でしょう。

6月29日
気になる本に出会いました。悪魔の新・農薬「ネオニコチロイド」
2006年、アメリカでは22州で全米の4分の一にあたる240億匹近いミツバチが消滅。日本でも南九州を中心に成虫のハチたちが幼虫をくわえて巣の外に飛び立つ現象がみられ、大量のハチ群が消滅。原因についてはウィルスや病原菌、寄生虫など諸説あるが、農薬が主要因であるという説が有力になってきた。2002年のミツバチ全滅事件をきっかけにフランスでは最高裁が特定農薬の使用禁止の判決を下したそうです。
ゆずの生産農家として、また日本ミツバチの愛好家として環境指標生物であるミツバチを通して環境監視を行い、自分たちの環境のことを真剣に考えていかなければならないと思います。

6月25日
果実酒の定番、うめ酒の仕込みをしました。我が家の梅はすでに落果しており、生まれて初めて買った青梅は1キロ480円なり。アルコールは伊佐錦35度を一升、そして例の自家採取の日本みつばちのハチミツ800g。うーん、完璧です。これで3ケ月過ぎたらまあまあの梅酒ができるそうです。今年は甘味料に工夫してみました。
ツバメのヒナがだいぶ育っているようで、親鳥がいない時に呼びかけてみると何か勘違いして全員が頭を振りかざして餌の催促をします。全部で5羽のようです。なりすましのイタズラですがなかなか面白いです。昨日は黒ヘビのアタックがありましたが、巣の位置が完璧のようで、もうチョイのところであきらめたようです。フンも日に日にたくましくなっています。 

6月19日
朝から降ったり照ったりの天候のなか昨年より4日早く田植えが終わりました。ここ数日は蒸し暑い日が続いておりレインコートを着ていると汗びっしょりになります。夏至も近く、ツバメはヒナが孵ったようで少しはしゃいでいるようです。梅雨も後半になるとユズの大敵のカミキリ虫が大挙して押し寄せます。しっかり下草を刈って捕殺しやすい環境を作ります。ミツバチの巣箱では黒く大きい雄蜂の姿が見られるようになりました。蜂の出入りが多く勢力が強まっているので再度の分蜂が予想され、蜂群から目が離せません。

6月8日
日本みつばちの鹿児島オフ会に参加しました。愛好家の皆さんの飼育の様子を見学し、経験談を聞いて意見交換を行うもので意外と大きな発見があります。今回は熊本県からの参加も含む総勢9名で鹿児島市のNさんの蜂場を見学し、巣枠飼育の実際にも触れ、そして手づくりの回転式採蜜器を使っての採蜜の実演があり、しっかりとポイントを学習しました。懇談会では先輩諸氏の飼育体験に基づく持論を聞いて自らの疑問点を解決することができ、さらにまた自分が今後向かうべき蜂飼いの方向を確認することができました。それにしても中身の濃い充実した24時間でした。早くも次回の会合が待ち遠しい感じです。
 

 

6月4日
ユズの新芽欠きが一巡しました。草刈を先行していたので作業は楽でしたが、これだけの香りの塊を活かす方法はないものだろうかと思います。うーん、漬け物になれば香りは最高。

梅雨期に入ったので雨が少ないうちにと思いトウガラシの植え付けを急いでいます。大きくなった苗から順次移植し、発育が遅れ勝ちな苗は出番がなくてもしかたないと考えています。今年はユズも裏年っぽいので、トウガラシもそこそこの収量で足りそうです。

旬の時期からはだいぶ遅れてツバメが巣篭りを始めました。ちょうどスズメの巣作りと重なっているので激しいテリトリー争いが繰り返されています。それにしてもこのスズメ達は何を気に入ったのか、シツッコクこの屋根(雨どいの上)での営巣をトライしています。雨期を目前にして。

今年はホタルが少ないように思います。ベランダに陣取ってのホタルを見る夕べがなかなかできません。

5月27日
新しい巣箱に入居後に生まれた働き蜂が内勤を終えて外勤に出る前に周辺の地形を覚えるために巣箱の回りを飛び回る「時騒ぎ」があったので巣箱の内検をしてみました。20センチほどに伸びた巣板が7枚ほど見えます。4月19日にスタートした時はソフトボール強の大きさだったのですが、かなり順調に勢力を拡大しているように思います。消滅群の巣に残ったハチミツを提供したことも手助けになっているのでしょうか。早くも次回の分蜂に期待しています。






5月20日
稲作や果樹、野菜栽培に向けて連日の草刈です。下草を刈り、邪魔な小石と石垣の草を取り除き、水路の整備をして数日後には枯草を燃やして草勢を削いだり肥やしとしたり。さて、今日は畦草刈りの途中で久々にマムシに遭遇しました。ラッキーなことに知らぬ間に駆除していました。被害に遭わずにすみました。そしてまた、自分を含め家族にも注意喚起が出来ました。50センチほどのマムシでしたが首を半分切ってしまっていました。






5月14日
ゆずの花が咲き始めました。例年よりすこし早いような気がします。花の数はかなり少ないので、今年はきっと裏年でしょう。今は枝先に新芽を多くつけているので、枝の伸長を図る時期なんだと思います。
昨年捕獲の蜜蜂群はとうとう消滅してしまいました。冬の時期にすこし活動が活発過ぎたように思います。息切れかトラブルでも発生したのでしょう。しかしながら よい勉強になります。女王不在群の活動の様子を詳細に観察できました。時期を同じくしてサクランボが満開です。収穫は初めてで、小粒ながら面白いです。

           ゆず                     サクランボ
  

5月4日
昨年捕獲したミツバチの様子がかなりおかしいので最上段の重箱を切り取ってみました。なんとスムシにやられていました。しかも女王バチもいない様子で近いうちに消滅する運命のようです。ミツもチラホラにしか入っていません。もうすこし早く手術に踏み切るべきでした。3月ころから蜂児捨てが見られ、花粉の運び込みがなくなりました。巣齧りが激しくなり、巣クズが大量に底板に落ちていました。ハチに落ち着きがなくなり、この10日ほどで3回刺されてしまいました。女王バチがいないと攻撃的になるようです。また、働きバチ産卵もあったのでしょうか、黒くなった働きバチが見られ、小さい雄蜂が増えていました。ハチの数は急激に減り、巣板がハッキリ見えるようになりました。今回はハチミツはとれませんでしたが、まあ、採蜜の練習にはなりました。
    

4月19日
とうとう今年のミツバチをゲットしました。朝から快晴ではありましたが、風が強いので分蜂はないだろうと思っていろいろ他の作業をしていて、何気なしにゆず畑の巣箱を見にいったところ偵察ハチが10匹ほど出入りしていました。時刻も14時を過ぎておりこの様子だと明日あたりご入居かなと思ってしばらく見ているとサーッと全員がいなくなったので、うむ、これはもしやと思いデジカメを手に戻ってほんの5分ほどで西の空に戦隊が姿を現しました。乱舞すること10分あまりでスーッと巣箱に収まりました。それほどの大群ではなさそうなので2番手以降の分蜂群かなと思っています。いやとにかくこの分蜂群ゲットというドラマは何回体験しても感動します。



4月12日
昨秋種まきしたユズ畑のレンゲソウが耕しもせずただ種を振りまいただけなのに結構咲いてきました。よく見るとミツバチが来ているので、うれしくなって撮影してみました。体の色がかなり黄色なのでちょっと気になって調べてみるとどうも西洋バチのようです。一般にセイヨウミツバチの採餌距離は3キロに対しニホンミツバチは2キロといわれており、ちょっと圏外からのお客さんのようです。しかしまあ自分で初めて意図的に蒔いた蜜源植物にミツバチが訪れてくれたのはなかなかいい気分です。ここしばらくは蜜源植物を増やして養蜂の基礎作りをするという方向でやっていくことになりそうです。




4月6日
新月の今日は簡易ハウスに種まきをしました。手始めはトウガラシです。ユズコショウは辛口のほうが評判がよいようなので今年はハバネロをはじめ3種類をまきました。コンテナ栽培と露地栽培をうまく組み合わせ、加工の際はブレンドも工夫してみようと思います。
和蜂の大ベテランで、またソバ打ちの先生でもありますSさんのお宅を訪ねてみました。伊佐地方では最も早く4月3日に分蜂したということなので飼育環境などおおいに興味のあるところです。丸桶と重箱を使いこなしてありました。集合板用の大きな竹が絶好調とのこと。黒い布を使った採蜜方法は一人でも作業が楽にできそうです。
いいお話を聞いたので午後からは早速巣箱の設置を行いました。今年新しく作った重箱式11個に蜜蝋を塗り、ゆず畑や庭先に土台を築いて置いてきました。5月の連休明けころまでは見回りが日課になりそうです。

4月4日
花散らしの雨がくる前にと思い花見に出かけました。といっても弁当とお茶を買っての小一時間の簡単なものですが。まずは曽木の滝で滝と花を見ながらの昼食。よく見るとサクラにミツバチがチラホラやってきています。適度の曇り空で風はさわやかです。公民会の役員も任期が終わり引継ぎも済んでホッとしたところです。九州・四国でミツバチの分蜂の知らせが始まりました。一年で最もワクワクする期間のスタートです。巣箱作りもずいぶんコナシました。準備は万端です。そしてまた野菜作りも始まります。簡易ハウスの組み立ても終わり種まきの準備も整いました。今年は時間に十分な余裕をもって日々の暮らしに臨みたいと思っています。滝を後にして花見の名所 忠元公園を覘いてみましたが、さすがに千本桜。のどかな風景です。
 

3月20日
彼岸の中日の今日は蜜源植物であるビービーツリー(イヌゴシュユ)の種まきをしました。8チャンネルで知りあった愛媛の小野さんより森ができるくらいの量を送っていただいたもので、4〜5年もすると花が咲きミツバチが大勢群がってビービーと音がするのだそうです。昨秋ゆず畑の一角にまいたレンゲソウも花を咲かせており、すこしずつミツバチの住みやすい環境を作っていくことにします。
ニホンミツバチのミツロウ作りに挑戦しました。採蜜の方法を全く知らないで初めてハチミツを採った2年半ほど前の巣板や絞りカスを冷凍保存していたので、これらを材料に最近覚えた処理方法でやってみました。まあ何とかなるもので、ちょっとゴミも混じっていますが110gほどの塊がとれました。これから分蜂群を捕獲する際の待箱に塗るには十分です。今シーズンはちょっと期待しています。

3月12日
なんとか諸々の冬越しができたようです。特にミツバチの巣箱ではオスバチが唸り声(?)を立てて飛び交っています。ミツバチの巣別れである分蜂が始まる兆しです。今回は分蜂を効率的にゲットするために集合板を作りました。通常、ミツバチが分蜂するときは近くの木に蜂球となって集まります。ただこの群れが木の低いところにあれば巣箱への誘導もできますが、高い場所にあれば手の出しようがなく見送るだけになってしまうので、ミツバチが集合場所として好みそうな環境を作っておいてそこに蜂球を作らせようというものです。まず、黒カビに覆われた古竹で一面。杉の皮で一面。古い小黒板をそのままで一面。そのほか黒マルチや黒い農用資材で3通り。今回はミツバチの好みを見極めるのが主目的です。これら6面を巣箱の近くにセットしました。5月の中頃までの長期戦のスタートです。

2月24日
ユズの剪定枝を焼却するドラム缶の寿命が尽きたので新しいものを探していたところ、SモータースのYさんよりとっておきの逸品をいただきました。半切りのドラム缶の底に穴をあけて脚をつけ、取っ手用の穴をあけてあります。これで雨の翌日でもすこぶるよく燃えます。最初に底の穴から火種を落としてドラム缶まわりの枯れ草を焼いておく必要がありますが使い勝手は上々です。Yさんは梅園も手がけられており、梅の剪定枝の焼却用にいろいろ工夫が盛り込まれた作品です。
剪定作業の時にジョウビタキがやってきました。ヒーヒーと悲しげな声で鳴くかと思えばカクカクとダンスを楽しんでいるような音もだします。人をあまり恐れずすぐそばまで来てじっと作業を見つめています。なんかうれしい気分になります。
  

2月17日
水俣の福田農園に行ってきました。ここにはワイナリーなどを併設する湯の児スペイン村があり、ビール工房、パン工房、レストランなどがあり、また眼下に不知火海を見下ろす絶好の展望台にもなります。先日久しぶりに会った友人のツテでこちらの社長さんにお話を伺う時間を設けさせていただきました。さすがに観光農園を40年間にわたり発展させてきた経営者のお話はたいへん面白く、地域の活性化を図りたいという希望を持つ身にとってはこれからの行動に活力を与えていただくものでありました。同席した友人も地元に帰ってからの夢の実現に向けて意を強くした様子で、花の季節にはここの地ビールを楽しみ、麓の湯の児温泉に一泊して夢を語りあう機会を設けることで意見が一致しました。
 

2月10日
朝方は−3度と冷え込んだ気温もお昼には21度まであがりポカポカの日曜日。ミツバチにも異変が。久々に多くのハチが飛び交う時騒ぎを見ているとギンバエのようにうるさく飛び回る個体を発見。そうです。雄バチが誕生していたのです。そうなると分蜂の時期が近づいていることが分かります。県内で2月の初めに分蜂したと8チャンネルに情報がありましたが、いよいよ伊佐の地にもミツバチの季節が訪れそうです。早めに巣箱をつくっておこうと思います。
地デジ放送が受信できるようになりました。先般、県に受信相談をしたところMBCより調査に来られ、いままでの想定とは逆方向の山にアンテナを向け、反射波をとらえれば映ることが確認できたのです。コンクリ柱を建て高感度のアンテナとブースター、配線工事一式で7万円超の出費でしたがテレビっ子である連れ合いは4年の不自由生活?を乗り越えて大いに満足しています。

2月6日
毎日寒い日が続いています。朝は一面霜で覆われており、外での作業も当面休止しています。
久しぶりに会社員時代の友人の訪問がありました。熊本勤務の頃ですから18年振りくらいになるでしょうか。休暇で実家に帰省中ということでちょいと足を延ばして来てくれました。最近は週末になると実家で野菜つくりなどして定年後に向けてのナラシ運転のようです。好奇心旺盛なところは相変わらずでブログ「小春日和の朝」にはその様子が現れています。さっそく村の様子をデジカメで撮影していました。もうしばらくで隣町に頼もしい仲間が増えます。


1月24日
しばらく雨続きでしたが、いつの間にか梅の花が咲いています。隣の木はまだつぼみです。今年は暖かいので花が早いような気がします。これでミツバチ達も元気がでることでしょう。
  

伊佐地区産業活性化協議会主催による講演会と新年賀詞交歓会がありました。
”自立した地域をどう創るか”という主題の講演会は経営コンサルタントの萩原誠氏を講師に迎え、全国各地の事例を交えたクダケた雰囲気のなかで、地域活性化に向けての5つのポイントを指摘されました。生産者優先から消費者目線へ、縦系列から横串へ、ハードからソフトへ、大量生産から多品種少量生産へ、中央集中から地方分散へ  うーむ、地域づくりは自給自足が原点か?講演会に引き続いての交歓会は昨年より参加者がやや少なかったようですが、地元バンドの演奏も加わり和やかな雰囲気の中あちこちに歓談の輪が見られました。
 

1月16日
今日は朝から一日ゆずの剪定作業をしました。ゆずの枝はトゲが強いので剪定枝はすべてその場で焼却します。近年あみ出したドラム缶を使った焼却器をゆず畑に持ちまわる方法でそこそこ効率的にやっています。曇天の今日は気温が上がらず焼却の煙にまかれて涙と鼻水に悩まされる一日でしたが、夕方には故障していた風呂の排水栓の修理が完了し久々にゆったりと湯船に浸かって一日の疲れを癒しました。もちろんユズ風呂です。明日は日本列島全体を寒気が覆う予報となっており、大口は今季最低の−5度の予報です。雪がチラつくかも知れません。日がなコタツの番を決め込む可能性大。

1月7日
村に引っ越してきてもうすぐ5年になりますが、とうとうアンテナを繋いでテレビを見ました。年末に帰省した息子が、テレビがなくて不自由だという母親のボヤキに耐えられないと言って初商いで買ってくれました。当面、衛星放送だけしか見られませんが、それでも8チャンネルもあるので十分だと思います。記念すべき初日はさっそく大河ドラマ篤姫を堪能しました。これでテレビのない贅沢?な生活ともお別れです。しかしながら、携帯がスレスレにしか(FOMAは全く)使えず、電話回線がいまだにISDNしかないという情報デバイドはまだまだ続きます。情報通信業・特にN社関係のかたにお願いします。村にヒカリを!

1月3日
巣箱のその後の様子です。元旦の引越しの後は気温が低かったこともあり、ハチの活動は鈍りガチ。それでも急な移転のため、もとの巣箱の位置に帰っているもの数十匹。巣箱の付近を飛び回るもの数100匹。しかしながら他群からの攻撃の様子はなし。二日目は風もなく気温もかなり上がりました。巣箱のあたりはおびただしい数のハチの群舞。新しい巣箱の位置を確認する行動でもあります。うっかり近づいてハチのフンをかなり浴びてしまいました。もとの巣箱のあたりは昨日と同じ程度のハチ群でしたがほとんど死んでしまいました。そして三日目は朝から−2度と非常に寒く一面の霜で、ハチたちもチョロッとしか顔をみせません。巣箱のまわりには死骸がパラパラ散らばっています。ストレスによるものだと思います。しかしながら巣箱の中では盛んに羽音が聞こえ、寒さ対策を講じている様子。通常の巣箱の移転の場合2キロ程度離れるともとの巣箱の場所へ帰ることもないようですが、見回りに行くのが大変なので今回は近場で済ませてみましたが、一番重要な盗蜂の現象はなくなったようです。数百匹の犠牲はありましたがこのぶんだと迅速な対応が奏功したようです。

1月1日
年が明けて最初の仕事?はミツバチの巣箱の引越しでした。大晦日の夕方、雨の中で最後のハチの見回りをした時に異常を発見。死骸が20匹ほど巣門の近くに転がり、雨だというのに多くのハチが出入りし、また巣門あたりに固まったり、せわしく動きまわっている。最近は冬越しのためか色が黒くなっていたが、よく見るとキイロをおびたハチがどんどん集まってくる感じ。うーむ、これは他の群れがミツを盗るいわゆる盗蜂ではないだろうか。巣門のあたりには蜜フタの蝋クズも落ちている。雨の夕方でもあり、いずれ盗蜂の群れは引き上げるので対策は明朝ということに。元旦の朝は早くから目が覚め、5時には起きだして軽くウォーキング。途中で雪が降り出し、足早に帰宅。新聞で時間を潰して明るくなってきた7時より作業開始。新聞紙で巣箱の入り口をふさぎ200メートルほど離れた場所へ移動。巣箱の中でシマリングの音が聞こえ、重さも20キロほどあるので本隊は無事な模様。入り口を1センチほど開けてしばらく様子をみてみることにします。

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