2009年のあゆみ                 

12月27日
いよいよ今年もあと少し。心残りのないように懸案のものを仕込んでみました。頂き物の洋ナシを本に書いてあるとおり仕込みました。甘い飲み物に仕上がる予定。期待を込めたのはユズの搾り汁です。ただ、ジュースとして飲むのでは能がないので、これまでの経験をフルに活かし、糖分を加えてのアルコール発酵にチャレンジ。これがうまくいけば年間の飲み物に不自由しないで済みます。まあ。そんなにうまくはいかないでしょうが、多少まずくてもそこそこのものができれば十分。身近の材料を効率よく消費する究極の挑戦です。

12月13日
暖かい日が続きましたがいよいよ来週からは本格的な寒波がやってきそうです。さて今日はカリン酒の仕込みを行いました。先々月にSモータースのYさんより頂いたカリンがだいぶ色づき、芳香を発してきたので薬草教室の教えと薬用酒つくりの本をにらみながら、300gのカリンを輪切りにし、1リットル瓶で600ccのアルコールに漬け込みました。3年ほど寝かすと美しい黄金色の液体に変身するそうですが原酒をブランディーにしたのですこし褐色のままでしょうか。セキ止めとしての効能があるようです。

12月1日
12月に入ったというのに日中は20度を越える日が続き鍋物を食べる機会が少ないせいか、ゆずやゆずごしょうの売れ行きも例年に比べいまひとつです。金融危機による不景気のせいもあるのでしょう。
そんな中、今日は食品表示に関する県主催の研修会に参加しました。加工食品の製造と販売を手がける身には、食品衛生と食品表示の研修はマーケットの分析研究以上に重要で、事業開始時期にかなり真剣に勉強したのでまだまだほとんどの分野で理解は順調です。今回は特段の大きなポイントもなかったのですが、参加したほかの皆さんの悩みなど聞くこともでき、そこそこ研修に参加した成果はあったように思います。みんな悩んだりはしていますが、なかなかタフでシブトイのです。

11月25日
講演会に行ってきました。今回の講師は、ゆずで全国制覇をなした高知県馬路村の仕掛人である馬路村農協組合長の東谷氏です。人口1000名程の村をゆずで全国区に導いた手腕はかなりのもので、その過程を詳しく話してもらいましたが、成功の秘訣は信念の強さと飽くなき探求心の賜物というように思えす。組合員の収入の向上、村の活性化、地球環境を見据えての廃棄物の処理など全方位で考え抜いた結果が現在の勢いに繋がっているのだと思います。一幅の爽やかな成功ストーリーを見たような気分で、妙に納得しています。事業の規模や過程はかけ離れていても、地方産品を最大限活用しようという理念には共通性があると感じました。今の自分にとってタイムリーな勉強の機会になりました。

11月22日
ゆずの収穫を始めました。先月はまだ青いユズを全体の4割ほど収穫したのですが、今回は黄色く色づいたものを残り全部収穫してしまいます。かなりの量なのでいろいろ応援を要請したりして短期間に終わりたいと思っています。そして今回は作業に役立つ道具を開発しました。新兵器の一つ目は使えなくなった消防用ホースを利用した「ウルトラ腕カバー」。ゆずのトゲをまったく通さない頼もしいアイテムです。二つ目は実のなっている枝を引っ張り寄せて紐で脚立に固定し、楽にチギッてしまおうという第3の手ともいうべき「引っ張リーノ」。これらの道具を使って収穫の効率UPを目指します。応援の方の評価はいかがでしょうか。
 

11月14日
予報では明日からすこし冷え込むようなので、やっと干し柿つくりを始めました。ずっと暖かい日が続いており早く干してハエにたかられるのも嫌なのでずっと日延べしていました。今年は柿も豊作で枝が大きくしなっています。ゆずと比べると倍くらい重く、コンテナ一杯だと持てない位の重さです。柿酢の材料ももう十分なのであとは時間と干し場の許す限り干し柿つくりに挑戦しようと思います。
冬の使者キビタキは時折特異な行動を見せてくれますが、今年の旅人も奇妙なことをやってくれています。風呂の追い炊き用のステンレスの釜に自分の姿が写るのでしょうか、写った自分の姿に向けて攻撃をしているようでカンカンカンと音をさせます。数年前は軽トラのフロントガラスに写った自分の姿に攻撃をして、規則正しく車体をフンまみれにしていた輩がいましたがほぼ同じパターンです。どうやら攻撃性に長けた個体が数年おきに発生するようです。

11月8日
立冬も過ぎたのにポカポカ陽気が続いています。毎日25℃くらいまで気温が上がり、外の仕事をすると汗ばんできます。寒い中で仕事をするよりはいいのでしょうが。
今日はミツバチ群のミニ時さわぎを発見しました。ちょくちょく見に行けないので様子が分かりにくいのですが、巣のまわりを自信なさそうに飛び交う様子が見られました。案外、今の設置場所はミツバチ飼育にあっているのかも知れません。

10月29日
蜂児捨て対策として2キロ以上の設置場所の移転をしてから2週間が経過し、児捨ても収まり花粉の運び込みが順調なようなので巣箱の内検をしました。小さい巣板が底に落ちていたのと巣虫が2匹確認された以外は全般に順調のようです。今の時期に特有のセイタカアワダチソウの臭いが巣全体から発せられており、冬越しに向けて着実に準備ができているように思います。新しい蜂場にも蜜源樹を増やさねばと対策を練っています。ただ、自宅で気軽にミツバチを見に行くことができる環境にないのは不便です。来春のミツバチ群の捕獲に期待します。

10月24日
日本ミツバチ愛好会のオフ会に参加しました。今回は鹿屋での開催で関西をはじめ福岡、熊本、屋久島からの参加で20数名と前回の倍以上の参加者で賑わいました。巣板の採取のあと市販の脱水機を使った採蜜、当日の朝捕獲したばかりの生きたオオスズメバチ群を焼酎漬けにする実演、オオスズメバチの巣より実際にハチ児を取り出しての料理を含めた昼食、ミツロウ作り、駆除依頼があった場合の吸引道具の紹介など内容も極めて多岐にわたり、かつ各人の工夫を凝らした作品や手法に一同感心するばかり。参加者の半数は引き続き泊り込みでハチ談義に入る予定のところ、お土産にオオスズメバチ入りの蜂蜜とブラジル原産の植物イッペーを頂き残念ながらの日帰り参加でした。今年は蜂児出しで飼育群を減らした人がほとんどのようです。
 

10月18日
秋の薬草教室へ行ってきました。参加者は総勢80名ほどでしょうか。秋晴の日のピクニックがてら楽しみながら参加する行事にもなっていたようです。今回のテーマは薬用酒ということで自宅で取り組んでいる課題と全く同じです。講義があったのはカリン酒、ビワ酒、松葉酒などで、いずれも成分についての医学的紹介もあり、うなずける内容でした。帰宅後、2年物の柿酢を漉して火入れをし、一応の完成をみました。これからは酵母などの微生物に十分に働いてもらおうと思っています。

10月17日
イベントその2を開催しました。今回の客人は鹿児島市のハマちゃん夫妻と薩摩川内市のヨネちゃん夫妻です。朝方はパラリと雨が来たのですが、あとはしっかり晴れ上がり、まさに絶好のイベント日和。午後2時からのスタートとなりましたが、結果的には余裕のある時間設定となりました。初挑戦のハマちゃん(特に奥さん)はいろいろなノウハウを覚えようとかなりがんばっていました。粒の細やかなのが好みとのことです。一方、二回目のヨネちゃんは持ち前の探究心を発揮し、細かく味見をしては軌道修正に余念がなく、特にしょっぱさに対する反応は大きく、あの味覚は本物なんだろうかと、つい要らぬ心配をしてしまいます。
 

10月14日
久々に体験イベントを実施しました。今回は鹿児島市吉田地区の「お話カメさん」という本の読み聞かせの活動を行っているメンバー11名のうちの5名がゆず小姓作りに挑戦です。材料のユズを収穫し、体験会場へと移動。今回参加できなかったメンバーの分も作って届けたいということで、皮むき、小姓つくり、果汁搾りという一連の作業をバッチリのチームワークでこなしていました。しかしながら味の好みは様々で、粒の大きさや辛さの加減ではだいぶ意見の開きがありました。すっかり遅くなった昼食は前の夜から頑張って作ったというご持参のお弁当。すっかりご馳走になってしまいました。
 


今日は十五夜です、いい月を見ることができました。しかしながら月齢から言えば明日のほうがより満月に近いような感じはします。
さて今日は農業を応援する農援隊の方々の協力を頂き、ユズの収穫をしました。例年より人数が多くて作業はかなり捗りました。果実はまだ青いですが、ユズコショウの用途として需要があります。後日、本日の参加メンバーには「うーちー村特製ユズコショウ作り体験」をして頂く予定になっています。すこしでもユズコショウの愛好家が増えて欲しいと願っています。

9月23日
秋分の日が来ました。金木犀も香りはじめ、秋が一気に深まっています。
午前中の巣箱で蜂児捨てと思われる現象がありちょっと心配です。午後からの見回りでは二回目となる時騒ぎに遭遇しました。前回から1週間経過しているので着実に若蜂が増えているのでしょう、少し心配も和らぎました。
柿の木にカラスがしょっちゅう来るので熟した柿を収穫し、この前仕込んだものに追加しました。ほんの4日前のものが少しそれらしくなっており、酢酸菌の威力でしょうか。70cmほどの高さの甕が8割ほど埋まりました。

9月19日
熟した柿もチラホラ見られるので柿酢を仕込むことにしました。第一弾は大型のバケツ一杯の柿にそれぞれ切れ込みを入れて甕に投げ込みます。出来上がりを漉すときに表皮がやぶれずに原型を留めたままのものがあったというこれまでの経験からの一工夫です。一年前に仕込んだものを点検してみると「こんにゃく状」の酢酸菌ができていますが、まだ全面には至っていません。その前に仕込んだ際は日向に置いたのですが、今回は室内に置いていたため発酵の進み具合がゆるいのでしょう。すくない酢酸菌の一部を今回仕込んだ甕に添加しました。またしばらくしてから材料を追加していきます。初回作品の柿酢は毎朝タケノコ&ドクダミジュースで薄めて飲んでいますが、体重が抑制され、メタボ対策には効果がありそうです。また、柿を摂っている間、スズメバチを一匹も見かけませんでした。通常、熟した柿にはスズメバチが集まるのですが、すこし異変ですかね。

9月17日
今朝の最低気温は15度。薄着で新聞を取りに外に出るとブルッとします。
午後からフラッと巣箱を見に行くと1匹のキイロスズメバチがウロウロしています。さっそくハエタタキとバトミントンのラケットをもって退治に向かいます。結局逃げてしまいましたが、毎年のイタチゴッコの始まりです。しばらく待機していたところ、なんと時さわぎが始まりました。営巣から20日ほどが経ち、この巣箱での最初の子供たちが内勤を経て外勤になる際に、巣箱周辺の地理を覚えるために集団でこの周辺を飛び回る行動ですが、いつ見ても頼もしい感じがします。また、出入りするハチ達にいちいち駆け寄り詮議する門番の仕事をしているハチもおり、順調に拡大がなされているようです。弱小群でしたが越冬までにどこまで拡充できるか楽しみです。

9月14日
モズの初鳴きから数えて75日で初霜が降りるのだそうです。今年は9月7日に初鳴きを聞いたので11月20日頃に初霜でしょうか。例年どおりユズの取り入れの時期と重なります。
だんだん柿が熟してきましたが、梅雨時期の長雨の影響があるのか例年に比べて熟した柿に集まるスズメバチの姿が少ないように思います。ミツバチの掲示板情報でも全国的な傾向のようです。しかしながら、不幸はある日突然にやってくるので今回もトリカルネットで虎の子のミツバチを保護することにしました。花粉運びに懸命な働き蜂には不評のようですが、しばらくの辛抱をお願いします。

9月6日
入居確認から10日ほど経ち、花粉の運び込みも見られるので内検をしてみました。思った以上の弱小群ですが、巣作りは順調のようでひと安心。巣箱の底板を替えてみましたが攻撃はまったく無く、だいぶおとなしいようです。昨年の8月8日の入居群は越冬だけは何とかできたので、今回も期待してみようと思います。

8月28日
残暑厳しい中、おそらく8月としては最後になるだろう草刈をしました。チップソーを交換してバシバシ切りまくる予定でしたが、ススキのカヤが巻きついて度々のストップ、夏草は手強いのです。
ふらりと見に行った巣箱にハエかなと思うような虫が。しばらく見ているとどうもミツバチが出入りしているようで、ごく自然に目立たないように巣作りが始まった模様です。夏分蜂は定着率と越冬率にあまり期待が持てないのですが、群持たずの蜂浪人にとっては有難いことです。2ケ月の空白期間でしたが、なんだか元気が湧いてきたように思います。さあ、これから秋のスズメバチ対策もしないと。

8月26日
早朝から無人ヘリコプターによる農薬散布がありました。地域の水田の害虫駆除を行うためのものです。ヘリの操作技術、農薬や燃料の補給のノウハウもだいぶ向上してきているようで、テキパキと作業が進んでいます。昨年はミツバチの巣箱の入り口を閉じたりして農薬対策をしたのですが、今回は残念ながらその必要はありません。
明け方に寒くて目が覚め、掛け布団を引っ張り出すようになりました。しばらく残暑が厳しい予報が出ていますが、確実に秋が近づいています。

8月23日
今日は処暑。朝から蒸し暑い中、8軒共同の水田用電気柵を設置しました。例年より10日以上は早めのイノシシ対策です。今年の水田米の作況は「やや悪い」となっており、稲の葉がすこし虫に食い荒らされています。数日後には無人ヘリによる農薬散布が予定されており、秋の収穫に向けての動きが始まりました。

8月8日
ほぼ満月に近い立秋も過ぎ、残暑に耐える日々を過ごすなかでのハプニング。長さ1.5mもあろうかという青ダイショウです。よほど栄養摂取がいいのでしょう これほどの大物には初めて出会いました。蛇は金運の神様らしいのでちょっと期待したいと思います。


行きつけの精米所のマスターが今期9群ものミツバチをゲットしたと話していた。しかもそのうちの3群はわが家の近辺でのことだという。蜂の群勢が盛り返しているのだろうか。それにしても9群とはすこし贅沢ではないか。虎の子の2群に逃げられた今期は今ひとつ元気が出ません。

8月2日
県内で薬草教室が開催されるということで参加してみました。霧島市溝辺に「自然薬草の森」という鹿児島県の立派な施設があり、毎年、基本コースを年3回開催しているらしく、春は野菜としての野草、夏は薬草をお茶にして、秋は果実主体の薬草を体験するなど季節にあわせて内容を充実してあるようです。今回は夏休みの植物採集を兼ねて子供連れの家族の参加者でいっぱいでした。基本的な知識は身につけることができると思いますが、前回の阿蘇での薬草教室に参加した経験から感じたのは、もうすこし参加者を育てていこうという意気込みが感じられなかったことです。参加者に薬草を見分ける観察眼を身に付けさせるためには、視覚と味覚と嗅覚と触覚で感じさせることが肝要だと思います。そのためには葉っぱをムシってとにかくいろいろ観察させることが基本ですが、施設内では勝手に薬草を採取してはいけないとの立て看板があちこちに見られ、視覚だけで理解することが求められています。意見はいろいろあるとは思いますが、本気で薬草を県民に覚えてもらいたいのであれば体験フリーの感覚が必要だと感じました。ちなみに本日は参加賞として「あまちゃ」のなかなかの苗を無料配布してもらったので、甘い葉っぱから発酵によりうまい飲み物を作れないかと悩んでみたいと思います。

7月27日
久々に晴れ間が見えた今日は月刊誌「現代農業」を発行している農文協からのスタッフの訪問がありました。2年半ちょっとぶりぐらいです。読者を訪問し様々な意見を収集し情報交換を行うのが目的ということで、名刺には地域普及グループと記されています。読者の生の意見に触れるということは雑誌の記事を書くにあたり、非常に役に立つ重要なことだそうです。「港区」ナンバーの小型バイクで西日本をずって回ってきたそうで、真冬のつらかったことも話してくれましたが、ずいぶん頼もしい感じもしました。
ツバメがとうとう巣立ちました。昨日は大雨の中、飛行訓練をしていたのですが、第一弾のヒナと思われる連中も合流してあたりを飛び回っています。ただ、縁側の物干しで休憩をするので新たなフン害が発生しています。

7月24日
梅雨明けの後、すっきりと晴れた日はほとんどなく、はっきりしない天気が続いています。あまり暑くないのでいいのですが、今年は冷夏の予報もあるようです。
第二弾のツバメのヒナは4羽います。つい先日巣の一部が壊れ、ヒナの1羽が落ちていました。拾って巣に戻してやりましたが、あと1週間もすれば巣立つと思います。
最近気づきましたが、奄美の紹介によく出てくる「あかしょうびん」の鳴き声がこのところずっと続いています。気温が高くなって生態系が変化してきているのでしょう。マングースも本土で生息を始めているようですし。

7月12日
南九州の梅雨明けが発表され、ぐっと夏モードになりました。セミの鳴き声が迫力を伴って聞こえます。やさしい春草からしつこい夏草に代わっていくことでしょう。そしてソーメンの季節になるのです。今日は初物のユズを店に並べてみました。まだ1個20g程度と小振りですが、香りはもう十分です。
ツバメの第二弾が孵化したようで、またフンが落ちだしました。今回はヘビが全く反応していないように思います。ヘビが少ないのかツバメのヘビ対策がうまくいっているのか、それにしても7月いっぱいくらいで巣立ってくれることでしょう。

7月5日
図鑑だけではわかりにくい薬草の実物を見て植物の名前をすこしずつ覚えようと、隣町の出水での山野草展示会に行ってきました。主に盆栽愛好家を対象としたものらしく仕立てに凝った斑入りなどの珍しい作品が並んでいました。薬草に類するものも少し展示され一部は販売されており、今回は「大根草」なるものを購入しました。おそらく近辺の里山を歩き回ると発見できるものだとは思いますが、見てもわからないものを探し出すのは至難の業です。
帰りの路上でミツバチの飛行群に遭遇しました。走行中いきなりフロントガラスにバシバシ衝突してまるでヒョウが降ったような感じで初めての体験です。後続車もあり停車はしなかったのですが、巣の転居の最中だったのでしょう。一瞬にして100匹ほどは犠牲がでたものと思います。女王バチだけは無事でいて欲しいものです。

6月27日
巣箱を確認したところモヌケの空になっていました。とうとう逃去したようです。二日間は我慢して女王バチの体力回復と新しい住処探しをしていたのでしょう。しかし、今日も夕方からは雨になり、これから何日か雨が続きそうな気配なので、なかなか厳しい選択をしたのではないでしょうか。自然の中で群れを再生することができれば、それにこしたことはありませんが。
ツバメがいままでで初めて二回目の抱卵に入っています。これは個々のツバメの性格によるものでしょうか。それとも餌とか子育ての環境によるものなのか。いずれにせよ、またフン害が発生することでしょう。

6月24日
ドシャ降りの翌日はカラカラの晴天。さて気がかりなミツバチの内検をしたところ、スムシが巣板にごっそり侵入しており、もはや復活の見込みはゼロに等しい状況です。ダメモトでスムシの入った巣板を取り除き、スカスカの巣板1枚だけ住居用に残しての大手術をしました。撤去した巣板にはわずかばかりの蜜が残っているので、産卵育児をしなくなってからは貯めていた蜜を舐めて生き長らえていたのでしょう。バッサリとやりました。30分ほどして様子を見に行くと、やけにブンブン飛び交っています。どうも逃去の最中のようです。足元の草むらに小さなかたまりを発見。なんと女王バチです。そっと手ですくってみると1mほど飛んで再度草むらにとまりました。ああ、これは飛べないのでは。そっと枝につかまらせてもとの巣箱にいれました。久々に白砂糖の給餌をしてみました。明日の朝はまた逃去にトライするだろうと思いながら。でも飛べない女王ではいずれ消滅しますね。ああ、今年は久々にハチ浪人になりそう。

6月20日
田植えが終わりました。ギンギンの晴天のもと汗だらけの作業でした。南九州は梅雨入りの当日、雨がそこそこ降ったきり全く雨ナシです。今年は水不足になるのでしょうか。近所では水不足でひび割れた田んぼも紹介されています。明後日からは降雨の予報も出ていますが、さてどうなることやら。

6月11日
ツバメが巣立ちました。しばらく羽ばたきや飛行訓練をしていたのですが、一斉に巣が空になりました。近くの電線にとまり、親から餌を貰っています。これでしばらくは大量のフンからは開放されます。
梅を仕込みました。合わせて35キロほど収穫した梅ですが、今年はいろいろな用途に挑戦しました。もっとも気合を入れたのは梅酒で、ハチミツ、氷砂糖、黒砂糖とハチミツ半々など3通りの仕様にしました。3年ほど寝かしてみようと思います。そのほか短期用として梅ジュース、梅発酵ワインも仕込んでおり、焼酎と甘味料で1万円ほどの出資です。写真の左は氷砂糖の梅ジュース、次は氷砂糖と焼酎の梅酒、その次はハチミツと焼酎の梅酒、右端はハチミツ黒砂糖半々の梅酒。腹いっぱい飲めそうです。

6月4日
ツバメのヒナが賑やかになってきました。よく見ると6羽いるようです。どおりでフンが大量に落とされているはずです。まだ巣立ちまではしばらく期間がある計算なのに、すぐ隣に新しい巣作りが始まりました。よく観察していると、3羽くらいが出入りしているので、別な親が巣作りを始めたのかも知れません。しかしながら、巣の場所が玄関なのでちょっと遠慮して欲しいのですが。

6月1日
薬草教室に行ってきました。農文協主宰の研修会にたてつづけの参加です。熊本の崇城大学薬学部教授村上光太郎先生を講師に、薬草を体感し、食べ方はもちろん酒に漬け込むやり方まですべて実践に近い方式での研修会で、これまでの世界観を変える2泊3日になりました。身の回りの雑草と思っていた植物の旨い食べ方と薬効を圧倒的に豊富な体験談とともに紹介して貰い、これからはワクワクして植物を観察することになりそうです。研修は大学の薬草園と阿蘇の自然林を舞台に行われ、また、地元の薬草研究会のメンバーとの合同研修もあり、かなり中身の濃いものとなりました。今回のキーワードは「思いついたことをやってみる」ということでしょうか。自然界の仕組みが良く出来ていることを納得するよい機会になりました。
 

5月16日
全国の食品加工の仲間で企画する研修会に参加しました。今回は初めての九州での開催となり、大分県日田大山の「木の花ガルテン」を皮切りに、久留米の「産直や蔵肆」、佐賀市三瀬の「具座」での持ち寄り品評会、唐津市七山の「おいでな菜園」、福岡県二丈町の「福ふくの里」、前原の「伊都国」、「伊都菜彩」など産直や加工所を中心に見学しました。半分以上が九州外からの参加で総勢30人弱。毎回のことながら、収穫の多い内容となりました。その訳は隣近所で競合するケースが少ないため、個々の参加メンバーの持つノウハウが最も相乗効果を発揮し易い環境にあることだと思います。知らないことは教えあい、駄目な部分はストレートに指摘し、メンバー全員の向上をめざすのが最終目的だからです。初めて参加したときは自分が苦労して作った作品をケナサレてムッとしたことを思い出します。今後の自分の進むべき方向を修正する良い機会になりました。

5月10日
昨夏入居した弱小群のミツバチが逃去してしまいました。ほんの一握りの群勢でやっと越冬できたので何かと手厚く面倒を見て、巣箱に入り込んだゴギブリを退治したり、砂糖液を給餌もしたのですが、ああ残念。介入を嫌ったのでしょう。まあしかし、自然の中でたくましく復活してくれればそれはそれで結構。昨年体験した「消滅」という女王蜂がいなくなる現象に比べるとずっと気が楽です。もう片方の群の方は相変わらず児捨てが見られるものの、やや群勢が盛り返してきたように思います。こちらの方は給餌が役に立っているのでしょう。梅雨までには立ち直ってもらいたいものです。

5月7日
白いユズの花が咲き始めました。今年は昨年に比べ花が多いようです。時期的にもすこし早いような気がします。さっそく蝶やハナバチが寄ってきています。我が家のミツバチ達はなかなか見つかりませんが、ハチ群の減少傾向は止まったようです。花粉の運び込みがやや増えてきたので群勢は回復するかも知れません。

4月28日
なかなか分蜂が起きません。相変わらず蜂児捨ても続いているし、ややハチ群が減っているようなので給餌をすることにしました。白砂糖を同量のお湯で溶いて与えます。夕方になってから与えないと他の蜂群が集まってきて戦いになることがあるそうです。少量ずつ様子を見ながら与えています。そういえばサクラが散ったあたりから花が少ないような気もします。ユズに沢山の花芽がついているので、5月になったら群勢も回復することでしょう。

4月17日
一月ほど前から見かけているツバメが我が家にも巣作りに来たようです。やっと相手を探し当てたのでしょうか、甲高くうれし鳴きをしています。虫も増えているので早く子育てをして欲しいものです。
初めて挑戦した柿酢作りの仕上げに火入れを行いました。仕込みから1年後に漉して、さらに半年熟成させたものです。かなり完成度も高く、そろそろ消費の時期だろうと思い、本を参考に65度で20分加熱しました。食事の前に水で割って飲むことにします。

4月11日
新月の種蒔から2週間経過し、トウガラシはほぼ発芽が完了しました。ハバネロもほぼ出揃っていますが、国産の方が勢いが強いようで、移植も早くなることでしょう。
タケノコが顔を出したので、以前、現代農業で読んだ焼きタケノコをしてみました。裏山から古竹を集めて焚き火をし、その中に皮がついたまま放り込むこと30分。なんか香ばしいニオイがしてきました。焦げた皮を剥ぎ取ってユズ味噌を混ぜたユズ風味酢味噌で食べました。煮て食べるよりもかなり旨く感じました。今回は孟宗竹でしたが、真竹など他のタケノコでもイケるそうです。いやー、これは大発見。これからは毎週山歩きでタケノコを探すことになりそうです。

3月27日
最低気温1度、最高気温17度。肌寒い曇の今日は新月です。国産の唐辛子をはじめ夏野菜をすこしずつ蒔いてみました。16日に先行して蒔いたハバネロは発芽を始めています。例年ハバネロは発芽が大変遅いので、今回は温室の中に電熱マットを敷き、その上に苗箱を置き、新聞紙を被せてその上をビニールで覆ってみました。すこし効果があったようです。
ミツバチの分蜂のニュースが県内からも聞こえてくるようになりました。今年は例年にくらべ2週間ほど早く始まっている様子です。昨年は4月19日に入居しているので、今年はあと2週間後くらいからでしょう。待ち箱を10個ほど既に設置済です。

3月15日
大量の蜂児捨てが発生しました。巣門の前や巣箱の底に100個以上が転がっています。昨日の強い風雨や急激な寒さが影響したのでしょうか。観察窓から見ていると門番蜂が巣箱底の掃除係りを兼務しているようで、10匹ほどが蜂児を外へ運び出すのに大忙しです。とてもさばき切れなさそうなので、手助けをしてやりました。
 

3月5日
啓蟄の今日は朝から曇、ウグイスがそこそこうまく鳴くようになりました。何年か前の新聞に小さい男の子が「ウグイスの鳴き声はピーコケチョだよ」という微笑ましい記事があったのを思い出します。
午後からは雨の予報なので午前中に巣箱の点検をしました。1月前よりすこし蜂数が増えています。蜂児捨てがすこし見られますが、まあ大丈夫でしょう。雄蜂の姿はまだ見えないので分蜂は3月下旬以降でしょう。警告の体当たりがすこしありました。底板の巣屑をきれいに取り除いて巣虫の棲み処をなくして完了。今回は初めて順調にいっています。

2月28日
先週見学に行ったチェンソーアート大会の余った木材を貰ってきていたので、今日は前々から計画していたチェンソーアートの練習を兼ねたミツバチの巣箱作りをしました。一般的にミツバチは板で作った巣箱(重箱式)よりも丸太で作った巣箱のほうが入居率が高いのですが、あとあとの管理は重箱式のほうが遥かに楽です。この現実に目をむけ、入り口を丸太にし、奥の方(上の方)は重箱式にする巣箱を作ってみました。写真の丸太の巣箱は一見高さが短いように思えますが、この上に重箱式を重ねておき、ミツバチ入居後は別の場所に重箱だけ移動させて飼育しようと考えています。近辺で最も入居率の高い場所に設置し、ミツバチ入居のたびに上の部分だけを取り替えれば、効率的にミツバチ群をゲットできるのではと皮算用をしています。ただ、この巣箱は当面乾燥させ来期からの活用となります。さて、肝心のミツバチ群ですが、14時頃にA群は今年初めての時騒ぎを行っており、今年生まれの働き蜂がいよいよ外勤活動を始めるものと思われます。すこし早めにA群の分蜂群をゲットするための集合板(左側の数本の竹)も設置しました。いつになく今年のミツバチ群ゲットにかけるテンションは高いです。
 

2月26日
ウグイスの鳴き声が聞こえてきました。今年初鳴きのようです。午前10時、外の気温は14℃、天気は曇。梅の花のあたりのようですが、姿を確認できません。頬白やカワラヒワが近くでさえずっており、かなり遠慮勝ちに鳴いています。すこし前まではジッジッと地鳴きをしていたので、まだ練習中なのでしょう。朝早くにはコジュケイも調子よく鳴いていました。なんだかいっぺんに春が来たような気がします。

2月21日
朝から良く晴れ、気温も20度を超えた今日は絶好のイベント日和。梅園でのチェンソーアート大会に出かけました。会場に到着すると、まずは700本の梅の花が咲き誇る景観に圧倒されます。花見を楽しみ、さらに剪定の参考にもなります。午後からのイベントは琴の演奏で始まりました。梅の花園に琴の音はよくあいます。メジロに混じってミツバチもチラホラ姿を見せます。琴に続いて太鼓の演奏がありました。午前中には植栽の催しもあったようです。大会では県内各地より参加の8名の競技者が90分の制限時間内に作品を仕上げるのですが、大きい作品はやや時間が足りなかったようです。見物人の投票で優秀作品を決定し、作品によっては希望者に無償で提供されるものもあり、手を挙げたところなんと椅子と魚の置物の2品をゲットしました。植木鉢を置くのに使おうと思います。
  

  
優秀賞ミッキーマウス     ゲットした椅子と魚の置物

2月7日
昨日からユズの剪定を始めました。収穫時に邪魔になりそうな枝と高くて届きそうにない枝だけを切るので作業が早く、全体の1/3は終わった感じです。昨年、時間をかけて念入りに剪定しておいた分、今年は楽をしています。また、今年は表年に当たるので軽い剪定のほうが収量も見込めるという事情もあります。
ミツバチがかなり活発に活動しています。気温も20度を超えているようで、4月入居群は花粉の運び込みも頻繁です。早咲きの梅の花も咲き誇っており、この様子だと分蜂への期待も高まります。

2月1日
朝から快晴の陽気に誘われて昨夜から始まった第14回のアイスカービングを見に行きました。新聞には昨夜のライトアップされた美しい氷の彫刻が掲載されていましたが、最高気温が20度前後まで上がった影響で氷が融けはじめ、氷の落下事故防止のために予定時間を30分早めての終了となりました。県下随一の寒さを売り物にしたイベントはやはり寒い時間帯に見に行くべきなんでしょうね。

1月20日
大寒にしては寒さが緩んだ今日は恒例の伊佐地区産業活性化協議会主宰による講演会と賀詞交歓会が行われました。「グリーンツーリズムで田舎を面白く!」と題し、南日本放送タレントの柴さとみ氏による最近のグリーンツーリズムの動向と実施にあたってのポイントが紹介され、伊佐地区でのグリーンツーリズム実施に向けての熱い期待が感じられました。引き続き行われた賀詞交歓会は地区の異業種交流会という位置づけでもあり、毎回、興味深い人材に出会うチャンスでもあります。バイキングでお腹を満たしたあとはあちこちのテーブルに新生伊佐市の明日を熱っぽく語る人の輪がたくさん見られました。
  

1月16日
朝方は氷点下2度まで下がり道路はツルツルに凍っているようで、たまに通る車が減速気味に走っています。昼近くには17度まで気温も上がりミツバチも盛んに出入りをしているので、今年初めての内検をしてみました。4月入居群はビワと思われる白い花粉の運び込みが見られるので春に向けての子育てが順調と思われます。巣箱の底にたまった巣齧りのクズを掃除してやるとずいぶん怒って体当たりの攻撃をしてきました。寒い時期のミツバチは攻撃的なので面布が欠かせません。8月入居群は前回に比べさらに数が減少しており、巣板の間に小さく寄り添っています。巣箱を開けると何と1匹の大きなコギブリが住み着いていました。もうしばらくで梅の花も咲く頃なのでがんばってほしいと思います。

1月2日
雪の舞うなか無事に元旦を迎えました。帰省した息子達と参加した実家での新年会は久々の大人数となり、すっかり飲みすぎてしまいました。晴天に恵まれた二日は連れ合いの実家へ挨拶に行き、ついでに足湯を堪能。源泉の近くは温度も高く、ポカポカ気分で帰りつきました。年の初めから好調なスタートです。
 

このページのトップへ

inserted by FC2 system