村の広場                  

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12月21日
さすがに冬至の朝は氷点下であったが、日中は15度まであがり風さえなければ過ごしやすいと感じるような一日であった。明後日あたりは寒さも緩みそうだ。例年であれば明け方になるとすぐ近くでシカの鳴き声が聞こえるが、超音波や撃退音などを設置した今年はずいぶん遠くからの悲鳴が聞こえてくる。そこそこ効果があるように感じている。

12月7日
朝方はヒンヤリするが日中は気温もあがり、過ごしやすい大雪であった。今週はこのままの天気が続き、来週からは寒波がやってくる予報なので、気になる外の仕事をちょっと頑張ってみようと思う。オオスズメバチの襲来はまだ続いており虫たちも元気だ。

11月22日
暖かい小雪だ。ユズもすっかり色づき見事な風景である。そろそろ全収穫にとりかかり、月内には大方の出荷を終わらせたいところだ。12月に入ればストーブ用の薪の調達などが始まる。その後は果樹類の剪定など来年の春までにやりたいことが目白押しである。幸いなことに他人とは接触しないでできる作業ばかりなので怪我や風邪に注意すれば、かなり目標達成できそうだ。

11月7日
先日は初霜が降りたところもあった伊佐盆地だが、今日は暖かめの雨の朝であった。ユズが色づいてくると、どの程度の収穫が見込まれるかが分かってくる。平年よりやや多めかなというところだ。
先日、冷凍庫に張り付いた霜取りに挑戦してみた。電源を落として底にタオルを敷いて水の対策を施したのち、頑固に張り付く氷塊をドライヤーでひたすら溶かしていく。数十分で除去作業終了。10年来のもやもやが解消した。

10月31日
先週の冷え込みの影響でイモムシ類が少なくなったせいか、突然、オオスズメバチの襲来が発生し、対策に追われる日々であった。それぞれのミツバチの巣箱の近くにネズミ捕りを仕掛けたところ、まあ激捕れであった。油断もあって二の腕を刺されてしまうアクシデントも。オオスズメバチが襲撃をあきらめるまではこの攻防は続く。それにしても美しい満月だ。

10月23日
かなりの田んぼで稲刈りが終わり、あとは晩生の品種の刈り取りを残すのみという伊佐盆地の風景である。今年は柿が極端な裏年である。野鳥も冬越しに難儀することだろう。そのかわりユズは平年より豊作傾向で、一雨ごとに実が大きくなってきている。明日からの冷え込みで黄色く色づくのに拍車がかかりそうだ。そんな中、ジョウビタキが庭先に現れ、カクカクと身体を揺らして調子をとっている。これからは毎日、目にする光景だろう。

10月8日
モズの高鳴きが響きキンモクセイの香りが漂う秋晴れが続き、絶好の稲刈りシーズン到来であったが、この雨でしばらく中断だろう。畑ではパクチーが発芽して来春の出番を待っている。前回の台風10号で折れ、ユズに倒れかかっていた柿の老木の始末がやっと終わったばかりのタイミングでの台風接近である。被害のないことを祈りたい。
そんな中で驚きの光景に遭遇。カマキリの子孫を残すための冬越しの必死の努力。なんとカエルを捕食していた。2時間後に見た時はカエルの残骸も見当たらず。きっと完食したのだろう。

9月22日
冷えびえした朝の空気に何となく物寂しさを感じるようになった。これから実りの秋を迎えるというような高揚感はほとんどない。台風や豪雨の爪痕やコロナ禍による停滞感が影響しているのだろう。そんな中で来春にむけてパクチーの種蒔きを行った。シカの食害への備えが完了した畑で少しずつ気に入った野菜を復活させていこう。

9月7日
昨夜から今朝にかけて、「かつて経験したことのない猛烈な台風」に見舞われた。事前の周知が徹底していたため、それなりに対策を施してはいたが奇跡的に致命傷には至らなかった。野菜には多少の被害が発生したが、ミツバチの巣箱と物置代わりの簡易ハウス、そして加工イベント等に利用している旧幼稚園には目だった被害がなく、とりあえず安堵している。しかし、今後は同程度の自然災害は日常的に発生するものという前提で全ての事柄を進めなければならない。もちろん緊急避難する場合の持ち物や心がけについても常日頃の準備が役に立つということを再確認したところである。

8月23日
蝉の合唱にやや曇りが感じられ、秋の虫が勢いを強めてきたように感じられる処暑であった。夏野菜のうちオクラは順調に収穫量を伸ばしているのはシカ対策が早かったことによるのだろう。意外に感じたのはトウガラシの若葉をゴッソリ食われたこと。幼果まではカプサイシンの効果を発揮できないのではないかと思う。シカ除けの囲いが完成したら施肥して遅れを取り戻したい。

8月7日
朝は5時ころにヒグラシの合唱で一日が始まる。ややあってコジュケイ、トンビ、カラス、ホオジロと続く。最近はホトトギスがすぐ近くで特徴のある名調子を聞かせてくれるようになった。7月の豪雨で環境やテリトリーの変化があったのかも知れない。夏野菜の一斉手入れをおこなった。肥料を施し、草刈した枯草を株元に敷いて乾燥対策を行い、灌水の頻度を下げようという狙いだ。夕立が待たれる猛暑日続きの夏である。昼寝の時間にツクツクホウシが参加してきた。

7月22日
不安定な天候が続く中、真夏日になり、降雨被害の後片付けはしばし中断。朝はヒグラシ、昼はアブラゼミの合唱、空はすっかり夏空である。手つかずだったユズ畑の草刈と途中になっていた唐辛子の植え付けなど作業はいくらでもある。幸いにして多くの人と接触する仕事ではないので、天候と体調に合わせてこなしていけばいいので気が楽である。

7月7日
大雨が続く小暑である。各地で深刻な被害が起きており、当地も予断は禁物。目の前の河川の濁流はあちこちで堤防の決壊を生んでいる。川沿いの水田は被害の拡大が続いている。避難勧告が出されても、コロナの拡大が報じられている状況では、なかなか避難とはいかない。次の豪雨が発生しないことを願うばかりであるが、小雨の時に聞こえてくるヒグラシの声に救われる思いがする。

6月21日
夏至で家庭の日で父の日で新月であるが、月食だけは縁なく過ぎた一日であった。梅雨の中休みでパクチーの種子採りを行い、トウガラシの植え付け準備で手一杯。最近シカの食害が深刻になっており、庭先にも出没した形跡が日々残されている。臭いの強いものや異様な形のものでは効果が限定的であるため、いよいよ超音波発生器に期待することにした。手始めに中国製の割安の製品で使用方法を確認しているところである。長い闘いになりそうであるがミツバチへの影響なども考慮しなければならない。奥の深い研究になりそうだ。

5月31日
昨日、南九州の梅雨入りが報道された。昨年より1日早いようだ。早場米の田植えが終わっている場所もあるが、普通栽培はこれからが本番である。少雨に悩まされることなく田植えが順調に行われることを期待したい。また、この時期、ホタルの便りがあちこちから伝わるが、ホタル舟などの観光は取りやめになっている。田植えを終えて静まり返った夜の田んぼにホタルが飛ぶ光景が待ち遠しい。

5月20日
風の強い小満であった。農村部ではいつものように米つくりの作業が始まっている。この冬は暖冬傾向であったが、夏野菜の種まきの結果、生育が遅めである。こんなものだろうか。ポットに播いた苗の植え付けは梅雨明けになりそうだ。当面は育苗の灌水が続くだろう。

5月5日
手元の温度計では30度を超えた。さすがに立夏である。あちこちで藤が満開でシソの種子の蒔時らしい。またキウイも満開であるが、これは女木で男木の花は7〜10日ほど遅れて咲くので、人工受粉をしないと果実は期待できない。試行錯誤の末にたどり着いたのは、前年に冷凍保存しておいた男木の花粉を活用する方法だ。今年も何回かに分けて花粉液を噴射してみた。ちなみに成木の葉はシカの食害はないように思うが、若木の葉は被害にあっている。そしてカラタチの苗にアゲハチョウの幼虫を発見。ときどきユズの葉についているあの独特の臭いを発する触覚?で反撃するヤツであるが、まずはミカン類の若葉が狙い目のようだ。

4月19日
キクイモやトマトの発芽も始まり、水田の蛙の合唱も聞こえだした穀雨である。やっと銀バエのような雄バチが現れた。忙しく出入りする中で花粉の運び込みも多い。順調に育児が行われているようだ。ちょっと気になるのは、分蜂に先駆けて出現する大きなクマバチのホバリングがまだ発生していない。

4月4日
朝から晴れてウグイスが盛んにさえずり、モンシロチョウも飛び回っている。桜は満開で柿の新緑が広がり始めている。すこしずつ各種の種まきを始めたところだ。草取りの最中に聞き覚えのある低音が聞こえてきた。今年初のキイロスズメバチを発見。この時期は冬眠を終えた女王バチが営巣の場所を探してウロウロしている。ミツバチは雄バチの出現のあと分蜂が始まるが、まだ、黒くて一回り身体の大きい雄バチは姿を見せていない。暖冬であったけれども分蜂は例年なみになるのだろうか。

3月20日
連休初日の春分の日。新聞に掲載される鹿児島市の日の出の時刻は6時20分。私の自宅はすこし山蔭になっているので1時間ほど日の出が遅い。道路際の花桃は5分咲といったところか。ウグイスのさえずりはかなり少ない。その代わりムクドリの姿がやたら目に付く。

3月5日
寒の戻りか冷たい風が強い一日であった。明日は遅霜も想定される。裏山ではウグイスが地鳴きをしながらサエズリの練習を始めている。畑作の準備、来年に向けての薪採り、樹木の剪定などやりたいことが目白押しだ。

2月19日
昨日は今季初の積雪があり、今朝は一面の霜であたりは真っ白。今回が今季最後の寒波だろう。春に向けては作業が山積みである。毎年、すこしずつ新しい挑戦をしているが、ちょっとずつ成果が伴うようになってきたのがうれしい。自宅周辺だけではあるが里山を自由にデザインするのは至福の時である。

2月4日
繰り延べになっていた集落の畦焼きが行われた。あちこちの畦には鹿の通り道が見られる。土地の基盤が侵食されつつあり、有効な自衛手段が必要だ。日当りのよい水溜りにオタマジャクシを発見した。春の兆しを見つけてホッとした瞬間である。
 

1月20日
大寒だというのに早咲きの梅が開き始めた。暖冬で野菜の値段も下がっている。生産者にとっては厳しい状況であり、また、消費者にとっては春先の野菜不足による値上がりが懸念される。

1月6日
いくぶん寒さが緩んだ小寒である。通常モードに切り替えるには都合がよい。このあと1週間程度は暖冬傾向が続く予報なので、気になる戸外での作業を主体に組み立てようと思う。肉体労働にも慣らし運転が必要だ。

1月1日
氷点下であたり一面霜で真っ白の元旦の朝で新年が明けた。目の前を横切る県道もこの時ばかりは静まり返っている。テレビをつけずに静寂を味わう。お湯が沸く音が心地よい。9時に正面の山陰から太陽が昇った時には何かしら神々しさを感じた。

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