村の広場                  

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12月23日
冬至を過ぎて一安心。鹿児島市の温泉に出荷した冬至ユズも無事に役目を終えたことだろう。近年続く暖冬のもとではゆず玉の保管に支障があるので冬至用のゆずは今年限りとすることにした。10年続けた冬至ゆずの提供であったが来季より加工品とイベントをさらに充実させることにし、ゆず以外の農作物や田舎暮らしについても新たな試みを目論んでいる。四季の生活の楽しみ方は際限なく拡がる。

12月13日
この冬の異常な暖かさで河津桜が咲いている。春先と8月の台風の後に続いて3回目の開花である。ゆずの収穫も冬至に間に合わせるために一部をずいぶん後ろ倒しにしてきたが桜の花を眺めながらの収穫はそんなにないだろう。今度の冬は台風で倒れた木々を来季の薪用に切り出す作業に追われそうだ。

11月25日
明日からは寒波の襲来で平年並みの寒さになるらしい。煙突掃除が何とか間に合い、薪ストーブの準備ができた。イモ類の収穫を急ぎ来年に向けての種を確保しなければならないが、取り入れが遅れているヤーコンに花が咲いていた。初めて見るのものであるが、ヒマワリに似ているが格段に小さい。そんな中で年1回の来訪者ブロンソン氏が果実酒の材料仕入れに現れた。今回は脚立に乗っての収穫をしてもらった。ヤマモモ酒をお土産に頂いたが彼の作る果実酒はバランスがとれていて飲みやすい。ユズ酒のできあがりが楽しみだ。
  

11月22日
今年のゆずは表年で、枝がしなるほどに黄色の実をつけている。しかしながら暖かい日が続いているため刺しキズなどにより腐って落下するものが例年より多く発生している。このような状況ではひと月後の冬至までゆずを確保するのは難しいだろう。この10日ほどで2500キロほどを収穫し果汁業者に引き受けてもらった。単価は安いが選別などの作業が省略できるので助かる。先日の新聞に11月26日を「いい風呂の日」としてPRしていこうとする記事があったが、ゆずが最も旬な時期と重なるのでこの提案を支持していきたいと思う。

11月8日
立冬にしてはずいぶん暖かい一日である。11月1日よりイノシシとシカに限っての狩猟期間が始まっているが、猟犬を載せて山に向かう軽トラが全く見当たらない。猟師の高齢化は相当進んでいるのであろう。こうなると自分の土地に出没する害獣は自分の手で撃退するより手立てはない。ワナを効果的に設置する知恵が求められる。

10月25日
霜降を過ぎ冬の使者キビタキも姿を見せて秋の深まりを感じさせる。晴天続きで稲刈りも終盤に入り、役目を終えた田んぼが満足げに広がっている。そんな風景の中を駆け抜ける小学校区内の地域対抗駅伝があるということで交通整理の要請があった。中継所で見物人の駐車や通行車両の整理を行うのである。何の混乱もなく若い選手が駆け抜けていったが、そういえば自分もマラソンをやっていたことをふと思ったりした。

10月20日
月初めに降った後、ほとんど雨がなく乾燥している。天気予報は週末下り坂ということもあり田んぼではコンバインはフル稼働で秋の取り入れが行われている。籾の乾燥のあと籾スリが終わり玄米にして貯蔵庫に運び入れ、今年の米つくりは終了である。作柄はやや良ということで農家の表情は明るい。

10月15日
週末に予定していた刈り取りだが、イノシシが出没した跡を発見し、急遽、稲刈りの実施となった。午前の作業は無難に終えたが午後になり刈取機の調子がおかしくなった。応急処理で30分ほど中断のあとソロソロ運転で初日の作業は終了。年相応の作業密度であった。

10月7日
寒露を前にしてキンモクセイの甘い香りが漂い出した。実にすがすがしい日々である。朝夕はシカの鳴き声が響き猟月期が近づいていることを知らせる。今年は例年より2週間早くて11月1日から始まる。
昨年仕込んだ柿酢を濾過してみたら18リットルほどあった。これからさらに1年寝かせたものを自己消費したり知人に差し上げている。今年は台風で柿の実が落ちてしまい仕込みは見送りだ。

10月4日
長らく休館していた近所の物産館 夢さくら館がリニューアルオープンするということでイベントに行ってみた。駐車は満杯で館内も混雑し、あちこちに行列ができていた。私が映った大きなポスターが貼ってあった。牧場を運営する企業が指定管理者となり牛肉とチーズを目玉商品とし、地元の野菜、米、加工品を売り物にしているが土日だけの営業となっている。運営はかなり難しいのではと思う。

9月17日
モズが高鳴きを始めている。秋の象徴のような気がする。わずかに残った早稲の柿の実はツグミがやってきては食い散らしていくので早めの収穫を心がけている。ヘビを見かけることが少なくなった。赤とんぼだけはいつものように多い。スズメバチはほとんど見ない。そういえばミツバチの天敵で外来のツマアカスズメバチの繁殖が北九州で確認されたようだ。南下してくるのは時間の問題だろう。

9月12日
とうとうアケビ棚が完成した。出来上がってみると支柱がかなり細いのがわかる。しかし筋交いを多数設置したので良しとしよう。棚の下は夏の日差しを緩和できるのでミツバチの巣箱設置にもよさそうだ。傾いた柿の木は枝を刈り込んで支柱で支えたが、柿の実が殆ど残っておらず今年は干し柿づくりは見送りだろう。晴天が続いたので折れた木々の焼却もはかどり、台風被害の後始末が一応終了した。

9月8日
彼岸花が咲き始め白露にふさわしい気候になってきた。先日の台風の後始末は殆ど手つかずになっていたが、朝夕のひんやり感の後押しでボチボチ作業を行っている。全壊したアケビ棚を古いビニールハウスの鉄パイプで再生しようとしているが、木造の場合と勝手が違ってかなり進捗が遅い。鉄パイプにネジ穴を開けたり足場を組んで支柱を固定するなどは新しい経験である。来春はこのノウハウでキウイ棚作りに挑戦しよう。  

8月26日
25日の午前3時前後は風雨が激しく、やがて4時から停電になった。携帯ラジオだけが情報源となったが26日の15時にやっと復旧した。35時間にもおよんだ停電だったが復旧のメドが見えないため冷蔵冷凍食品の扱いに苦慮した。結局、食品加工に使用している建物が通電していたのでそちらに移動して急場をしのいだ。また、停電時のADSLの電話へかけた場合、発信側は呼び出し音が続くだけなので注意が必要だ。電気がない生活は明け方に起きだして日没とともに就寝するというパターンが最も合理的だ。薄暗いなかでは本を読む気にもならない。今回はいままで体験した中で最も強烈な台風だった。道路には葉っぱの他に折れた幹や枝が散乱している。桜の名所の忠元公園では700本のうちの100本の桜が折れたそうだ。我が家の河津桜も根元からポッキリ。ユズやボンタンや柿にも被害が出ている。野菜棚はすべてなぎ倒された。しかしミツバチが入居している巣箱だけは奇跡的に無事であった。しばらくは台風の後始末がつづく。

8月16日
猛暑も一服し畑への灌水も楽になったが相変わらず植物は元気がない。夏休みの楽しみと言えば孫との川遊び。今日は雨が来ないうちにと朝から釣りに出発。いきなり大物に遭遇。そろそろ終わりかなという頃に超大物がヒット。いつもはこの川にいるはずがないニジマスの30センチ級と40センチ級であった。総がかりで解体にあたり胃袋からはカエルや小魚がぞろぞろ出てきた。生態系を心配しながらの祝杯になってしまった。

8月1日
猛暑が日本列島を包み、犠牲者の報道もなされている。こんな時は朝夕ちょっとだけ活動し、昼間は完全にナマケモノになるのも手である。ところで最近、新しい鳥の鳴き声が聞こえるようになった。イカルというらしい。文鳥より一回り大きく庭先の木にも飛来して姿を見せるが、いつもは裏山で見事な鳴き声を聞かせてくれる。田舎ならではの楽しみがまた一つ増えた。

7月25日
大暑を過ぎ猛暑日がやってきた。晩生のキンカンが花盛りでクロアゲハが群がっている。すぐそばのミツバチは姿が見えないので好みの花ではないのであろう。ゆず畑に這わせたカボチャが生育盛んで、すでに5個ほど結実し成長しつつある。一株から3個の収穫を予定している。
盛夏に向けてテーブルと扇風機を買い増そうと思い久々にヤフーのオークションに参加したところ、両方とも狙いの品物をゲットした。届いたものを組立て点検したところ特段の支障もない。格安で入手でき何となくルンルン気分である。

7月22日
保健所より食品加工の営業許可証が届いた。5年間有効なので2回目の更新になる。ということは加工品の販売を始めてから10年が経過したのだ。大して売れもしないものをほそぼそと作り続けてきたが、規模を追わず最低限の稼働でやっているのが長続きの秘訣ではなかろうか。加工イベントも回を重ねるごとにほんのすこしずつだが参加者も増えているので、ちょうどいい忙しさである。

7月9日
台風接近で降雨が中断したが一気に真夏日になってしまった。イジイジと育っていた野菜が強烈な陽射しを浴びてシンナリとうなだれている。セミの合唱以外は生物の気配が消えたようだ。こんな日に無理して外の仕事をすると生命の危険に遭遇する可能性があるので専ら室内の雑用を片付けるに限る。キキョウが今年も健気に花を咲かせている。

7月1日
とうとう7月になった。雨の合間にはセミの合唱が響きカミキリムシも見かけるようになったので夏も近そうだ。それにしても先月はよく降った。夜明けから日没までに降らなかった日数は9日である。日照不足でトマトがなかなか赤くならない。オクラの苗がなかなか大きくならない。今年の夏はキュウリだけが平年作になりそうだが、キュウリにハチミツを加えるとメロンのようになるそうなのでじっくり試してみたい。

6月21日
梅雨の晴れ間を縫って田植えが行なわれた。田植え機械持ち込みでの応援もあり、半日で作業は終了した。夕方からの「さなぶり」は近所から飲酒のみの応援者を含めて盛り上がり久々の二日酔いとなった。

6月18日
毎日の雨続きで夏野菜は日々育っているが、収穫が遅れていた豆類はカタツムリの攻撃を受けて消失している。天気がすこし極端すぎるようだ。スーパーの地元野菜コーナーは出品が極端に少ない。ちょっと気の利いた人間なら都市部へ出荷し、より高く売ろうとするだろう。
食品加工の営業許可の継続手続きを済ませてきた。許可は5年の有効期間があるが食品加工を始めて10年が経過したわけだ。製造量は変わらないが無駄は徹底的にそぎ落としてきたように思う。更新費用は3万円程度であり、まあ妥当なところだろう。費用といえば狩猟免許に係る費用は割高に感じる。近年の狩猟は農業被害を最小限に抑えるためのワナ猟が増えている。これは趣味で行うものではなく田舎で生計をたてるための自営手段なのだから趣味やスポーツとしての狩猟とは区別して扱うべきである。地方再生を謳うのであればワナ猟の人口を増やす施策も考えるべきである。そのためには現行の費用を大幅に安くして敷居を低くしてもらいたい。ちなみに3年間有効のワナ免許取得に2万円程度、毎年の猟期に猟を実施するために必要な鑑札取得に2万円程度が必要である。

6月6日
稲の苗もすくすく伸びており近所では田植えも始まった。夏野菜は順調に育っているものと生育が悪いものまちまちで、特にトマトは一部ネキリムシの被害にあっている。ミツバチの分蜂シーズンも終了し、近年にない期待はずれに終わった。気を取り直して蜜源植物の増殖に励もう。

5月26日
朝からガンガンの好天気に恵まれ、稲の種まきを行った。予報どおりの真夏日になったが作業は午前中には終了し、何とか熱中症は免れた。今年は梅雨入りが遅れるとの予報が出ているが移植したばかりのツルモノ野菜はややクタビレ気味なので朝昼夕の水遣りを欠かせない。

5月17日
朝から気温が上がり絶好の分蜂日和。苗ものに灌水をしていると探索蜂がまとわりついてくるし、巣箱も熱心にチェックをしている。1時間ほど外出して帰ってみると既に入居が終わっていた。昨年と比較してひと月ほど遅い初ゲットである。そしてやっとホタルが姿を見せた。いつもどおりの春が進行している。

5月12日
先週からゆずの白い花が満開になり甘酸っぱい香りとともにハチのけだるい羽音が聞こえてくる。見回るとほとんどがミツバチである。何年か前に比べるとミツバチの数は確実に増えており、あれほどうるさかったハナバチが極端に少なくなっている。何らかの事態が進行しているのであろう。ただ、設置した空き巣箱には探索隊かなかなか現れずワクワク体験がいまだに実現されないので、もっぱら野菜の成長に注力している。

5月1日
5月に入り連休色いっぱいであるが雨の予報が気がかりだ。予想どおりミツバチの動きが鈍い。空きの巣箱の掃除をして受け入れ準備は万全であるが探索蜂の姿が全然見えない。自宅群ではオス蜂も出入りしており、ミツバチの方でもそれなりに準備は進んでいるようではある。ユズも白い花をたくさんつけているがハナバチの姿もまだ少ない。そしてこの時期はすべて女王蜂であるスズメバチの姿もチラホラである。梅雨入りまでのひと月で今年は分蜂という感動を何回見ることができるだろうか。

4月21日
日柄も良いので鯉のぼりをたててみた。以前建てたヒノキの柱は滑車を結んでいた箇所が折れたので台座だけ残しておいた。今回はひと月ぐらい前に竹を切っておき、すこし乾燥させておいたので独力で建てることができた。竹が多少曲がっているがいつでも倒したりできるのがいい。

4月19日
野菜が高騰しているらしい。原因は春先の日照不足のようだ。そういえば夏野菜が発芽したがなかなか大きくならない。寒い日も多かった。まわりのレンゲソウや菜の花もかなり少なめだ。蜜源が少ないとミツバチの活動もイマイチ活発にならない。この夏もまたまた天候不順になるのだろうか。

4月7日
暖かい雨の日が続いたのでタケノコが顔を出し始めた。すでに先客のイノシシが掘った跡が残っていたが、4月の上旬に孟宗竹のタケノコを掘ったのは初めてだ。しばらくはイノシシとの争奪戦が続くだろう。
野菜類の発芽が続いている。カボチャ、オクラ、ゴーヤ、ニラ。初挑戦のジャガイモのメークインは芽の伸びが早い。ナスとトウガラシはもうすこし時間がかかるようだ。これで遅霜さえなければいいのだが。

3月31日
やっと寒波が去り本格的な春の日々だ。野菜類の種蒔きや鉢物の植え替えなど外の仕事は無限にあるがそこそこ進捗していくので心が軽い。降る雨さえも慈雨に思えてくる。キュウリの発芽に目を細める。春の雑草は野菜の邪魔にならない程度に取り除く。ミツバチが花粉を運び始めたので子育てが順調のようだ。

3月20日
昨日からかなり暖かくなったが、すぐまた寒波が来るらしい。ウグイスが鳴き、コジュケイが合唱し、いつもの春のメンバーが揃ってきた。近所で飼われているカルガモのツガイが新入りとして顔を見せている。近づいてもあまり逃げようとはしない。500メートルほど散歩して好みの場所で遊んでいる。のどかな風景だ。

3月8日
朝から日差しがあって風もなく絶好の一日。ウグイスも鳴いてフキノトウも伸びはじめた。今年の畑をどのようにするか構想が膨らむ。ジャガイモは好きではないため今まで栽培したことがなかったが野菜クズを畑に埋めたところに生えていたことがあったので今回初めて育ててみようと思っている。土壌としてはあっているかも知れない。

3月5日
いつまでも寒い日々だが今日は午後から風が止んで春らしい日和になった。菜の花にはミツバチが群れている。河津桜も人気があるようだ。昨夏の長雨の影響だろうか越冬できた蜂群はわずかに2箱だ。あとひと月もすると分蜂のシーズンが始まる。

2月7日
立春を過ぎたが低温のままで、ストーブの火が欠かせない毎日である。ストックの薪も底が見えてきたがあと3週間ほどは大丈夫であろう。庭先の梅と河津桜がチラホラと咲いている。菜の花にまじってソラマメが薄紫の花をつけだした。今度の寒波が去れば畑の準備が始まる。

1月25日
恒例の集落の畦焼きがあった。風もなく穏やかな日和で枯草の乾燥の程度もよく気持ちよいくらいに燃えてくれた。
年明けに仕掛けた檻ワナを見回ったところ餌がきれいに無くなっていた。辺りにはイノシシの足跡がたくさん残っている。餌を補充しておいたが、今回はちょっと期待がもてる。

1月21日
久々に風邪でダウンしたが完治に2週間ほど要した。晩酌をしなくなったので風邪に対する免疫力が落ちたのであろうか。室内で静養している間に今年の目標がだいぶ具体的になった。その大部分は自作した農産物をいかに無駄なく消費するかであり、しかも健全な体作りに結び付ける工夫が必要だ。旬の時期には食いきれないほどの里山の恵みを乾燥や冷凍などの技術を駆使して保存し消費を平準化していくことがこの10年来の研究課題となっている。

1月1日
朝方の雨が雪にかわり、帰省している孫は大喜びで雪だるまの制作に取りかかった。今日いっぱいは降り続くだろう。こんな日は風呂にでも入ってゆっくりと雪見酒をしながら今年の計画を練るに限る。
 

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