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12月22日
午前中に降りだした雪であったが積もることはなく、注意は日本海側の大雪の報道に注がれた。こんな日は休養とばかりに薪ストーブ横の特等席に陣取り、本を読むに限る。午後からは冬至にちなんでゆず湯を堪能。満足のいく一日である。
12月7日
風もなくおだやかな大雪である。ユズの収穫も終わり、一段落したところでストーブのメンテを依頼した。前年の使用が少なかったせいか、割合、簡単に済んだ。明日は霜注意報が出ているが、その後は、また暖かさが戻るらしい。ストーブの出番は多くはなさそうだ。
11月22日
朝から晴れわたり、小春日和の小雪である。先週からユズの収穫に取り組んでいる。今年はかなりの豊作で収穫袋が肩に食い込む。汗まみれの作業の連続で体が悲鳴を上げている。
11月8日
おだやかな立冬である。稲刈り後の米作地帯のなじみの風景がひろがる。ユズはキイロに色づき、見た目にも美しい。ミツバチは相変わらずフル回転で貯蜜に励んでいる。その隙を狙ってキイロスズメバチが入れ替わり立ち替わりミツバチを狩りにくる。虫網を片手に捕獲しては踏みつぶす。終わりのない戦いに明け暮れている。
10月24日
朝からカラリと晴れ渡った霜降である。冬の使者であるジヨウビタキが姿を見せ、ユズが黄緑に色づいてきている。セイタカアワダチソウが開花の最盛期を迎え、ミツバチが朝から大忙しの様子である。稲刈りもピークを過ぎ、秋の深まりが地域全体を包んでいる。
10月8日
雨にしては暖かくない朝である。やはり寒露はこういうものか。そろそろ稲刈りが始まる。獣害に気をもんでの毎日の見回りが終わりを告げる日も近い。彼岸花が終わりキンモクセイの香りが漂い始める。今年は柿が全般に不作だ。甘柿はカメムシの被害にギブアップの様子。一方ユズは例年よりやや豊作の気配だ。
9月23日
風もなく穏やかな秋分である。明け方は毛布があと1枚ほしいくらいである。夏野菜もほぼ終了し、本格的な実りの秋モードに移っていく。そしてスズメバチの攻勢が始まった。虫網を片手に巣箱の見回りが忙しくなる。
9月8日
朝方は過ごしやすくなったが昼間は相変わらず猛暑の白露である。セミの鳴き声がヒグラシからツクツクホーシに変わり、朝方は秋の虫が涼しさを届けてくれる。猛暑で甘柿が柔らかくなり、カラスが早くから食料調達に現れている。彼岸花の蕾が顔を出し、おびただしい数の赤トンボが飛び交っている。ミツバチたちは心なし涼しくなったことを喜んでいるように見える。ユズは例年以上に実っているようだ。
8月23日
いつまでも猛暑が続いている。夕立で少しは涼しく感じた処暑である。今年の夏は異常な暑さのため、屋外の作業は涼しいうちに切り上げて、午後は昼寝のパターンが多い。作業時間も1時間程度。危険のリスクを下げるために汗かく仕事はなるべく先送りすることにした。
8月8日
超ノロノロの台風6号が迫っている。沖縄から折り返してゼット型のコースを辿って朝鮮半島に向かうらしい。明日からまる2日ほど影響を受けそうだ。線状降水帯が警戒される雨台風。さらに台風7号も発生し日本列島を直撃しそうな様子。今年のお盆休みは、ゆったりとできない人ばかりになるのでは。
7月23日
雲の多い蒸し暑い大暑である。九州の梅雨明けが遅れているが、蝉の合唱がやや小さいぐらいで特に支障はない。小雨まじりの方が幾分涼しいので草刈りなどには適しているようだ。植物への灌水と冷房で水道光熱費が跳ね上がることだろう。
7月7日
梅雨明けも近そうな雨の小暑である。朝方はヒグラシとアカショウビンの鳴き声が響き、早起きを競っている。久々に巣箱の内検を行ったところ、想定以上に蜂数が増えており、継箱が必要な状態だ。すこし小降りぐらいの日に作業を行えば蜂の反撃も和らぐかも知れない。
6月21日
雨の夏至である。梅雨明けもそう遠くないだろうが蝉の合唱はまだ聞こえてこない。また、梅雨末期の大雨の洗礼もまだである。梅雨の晴れ間を縫って野菜の苗はかなり移植がすすんだ。唐辛子もあと7割方を残すのみである。シカの食害にあわないように細心の注意を払っての苗や鉢物管理である。
6月6日
すこしヒンヤリする雨の芒種である。今年の春が暖かだったせいか、ぼちぼち田植えが始まっている。例年は田植えの終わった静かな水面を飛び交うホタルであるが、宵の口になるとチラホラと姿を見せる。トマトの植え付けを何とか終え唐辛子もポット上げまで済んだので、まあまあ予定どおりに進捗しているといっていいだろう。
5月21日
朝から好天気の小満だった。手元の温度計では30度を越えた真夏日だったが、終日、風があって、草刈をするにもそれほど苦にならない程度であった。夏を感じさせるアカショウビンの鳴き声が聞こえ、アオバトの訴えかける主張も心地よく、おなじみのコジュケイのチョットコイが響きわたる。梅雨入り前までに済ませたい作業が目白押しである。
5月6日
朝から雨の立夏である。野菜の発芽は順調に進んでおり、植え付ける畑の準備にも取り掛からねばならないが、梅雨入りまえに半分ほど移植できればよしとしよう。一方、ミツバチは大量のユズの花に囲まれて連日羽音高く群がっていたが今日は骨休みといったところだろう。4月前半に続いた分蜂も中休みとなっており、梅雨に備えて本気で採蜜に励んでいるのであろう。
4月20日
雨の予報が一転して晴れ模様となった穀雨である。気温がうなぎのぼりで絶好の分蜂日和と期待したが、木々を揺らす風が止むことはなく愉しみは持ち越しとなった。一方、種蒔きしたポットでは次々と発芽しており、バランスよく春が巡っている。
4月5日
寒さがすっかり遠のいた清明である。コジュケイの声が元気よく響き渡りカエルも姿を見せている。自宅群の分蜂はすでに3回を数え、異例の早さである。夏野菜の種蒔きをしたが、こちらはまだ発芽していない。今のうちからしっかりと畑の準備をして移植に備えたい。
3月21日
朝から雨の春分である。気温はそこそこだが寒く感じる。午前中はWBCを見て過ごす。見事な逆転勝利だった。しばらく雨が続くようなので年度末始に向けて課題を片付けようと思う。
3月6日
朝方の冷え込みも緩み、ウグイスの初鳴きが聞こえた啓蟄である。今日が稽古始めだろうか鳴き方がぎこちない。ミツバチの内検を行った。巣箱の底には長い冬を乗り切った巣屑が貯まっておりスムシが増える原因になるので取り除いた。ハチにとっては気に入らないらしく攻撃してくる。すでにかなり勢力をつけている群とやっと生き残った群では蜂の数に何倍もの開きがある。あとひと月もすると分蜂が始まることだろう。
2月4日
朝方は冷え込んだが、時間とともに気温もあがり過ごしやすい立春である。集落恒例の畦焼きが行われた。あちこちで河川工事が行われているので、対象範囲がだいぶ限られたため、例年2日かけている作業が1日で終わり次の日の日程が空いてしまった。ミツバチの動きとともに気持がいくぶん軽くなった立春だ。
1月20日
多少寒さが緩んだ大寒である。来週はかなりの寒さが予報されており、今季最後の寒波となって欲しいものだ。春を探しに近場を歩き回ってみた。梅の蕾がふくらみ始めたようにも思われるが、シカのフンが至るところにあるほかは目ぼしいものは見つからない。ただ、時間帯によりミツバチが多数飛び回っているのが唯一の春だった。
1月6日
朝方は一面真っ白の霜。相変わらずの氷点下である。起床して最初の仕事はストーブの火起こしである。事務室には暖房がないのでストーブのある居間でメールチェックなどをおこなっている。薪の消費が早い。先般の降雪であちこち支障がでたが正月返上の修理となった。普段からの基盤整備を痛感した新春である。